iPhone8以降のモデルを使っている方なら一度は非接触充電(背面充電)に興味を持った事があるのではないでしょうか?
ただ、iPhone11まで実装されていたQi(チー)という規格は置く位置がシビア、充電が遅い、朝起きたら充電されていなかった等々、必ずしも評判が良いとは言えませんでしたよね。
そこで注目したいのが昨年発売のiPhone12に実装されたMag-Safe(マグセーフ)です。
どうやら口コミなんかを見ているとQiで評判の悪かった部分がかなり改善されているようなのです。
ただ、Apple純正のMag-Safe充電器って高いんですよね・・・
アダプターは別売りですし・・・
しかしiPhone12は間もなく発売から一年が経ちますので、Mag-Safeのサードパーティ製品ラインナップもかなり充実してきました。
値段も純正の半分以下という製品も少なくありません。
そこでiPhone12ユーザーである私も実際に試したくなり、数あるサードパーティ製品の中からTHREEKEYのマグセーフ充電器を購入してみました。。
果たしてどんな使い心地なのか。
Mag-Safe充電器の社外品が気になっている方は、是非選択肢の一つとして参考にしてみて下さい。
もくじ
Apple MagSafe充電器の代替品として合格?
Apple純正のMag-Safe充電器を使った事が無い私が言うのも何ですが(笑)、相当品として充分合格です。
なぜなら私が聞いていた非接触充電の不満という部分はすべて解消されているからです。
次章以降ではこのタイプの充電器購入を検討しているユーザーが気になるであろう点を製品紹介も含めて解説していきます。
THREEKEY マグセーフ充電器の紹介
まずこの充電器を選んだ理由なのですが、サードパーティーの製品を選ぶ理由って値段が大きいですよね。
Amazonのプライムデーで税込2,600円でした。
純正品の半額、というか20WのACアダプター付いてこの価格ですから半額どころか3割5分位の金額で買えてしまいます。
白以外のカラーが選べるというのも大きいですね、今回選んだ黒はiPhone12のブラックにとてもなじんでいます。
やはりブラックやネイビーといったダークカラーを愛用しているのであれば付属品も黒系統にしたくなります。
これで同様の仕事をするのであれば選択肢に入れない理由はありませんよね。
外観
外観はマットなアルミ製で、接触部にはフィルムでコートされていて傷付きを防いでいます。
外形は約58㎜と、純正の56㎜よりも約2㎜大きいので純正品をはめるタイプのスタンドに使いたいというような場合は注意が必要です。
厚みは約6㎜で裏側に極薄のラバーが4か所付いていますので、デスクの上などに置いて使う前提のようですね。
磁力の強さ
こちらはQiと違っている最大の特徴である磁力。
私の感想としては強からず弱からず絶妙というところです。
近づければ磁力で定位置に吸着しますし、指で横にずらせば外れる感じです。
つまり片手で充電器にセット、取り外しが出来るという事ですよ。
これ、地味に大事な部分ですよね。
iPhoneの充電の何が面倒って、通常のライトニングケーブルの抜き差しは両手を使わなければ出来ないところじゃないですか?
角もキズが付かないように若干下がっていますし、コードを持ってiPhone12を持ち上げても外れない程度の磁力もありますので本当に良い調整具合です。
2枚目の画像はApple純正のシリコンケースを装着したiPhone12です。
当りた前かもしれませんが、mag-safeリングが入っているので磁力は変わりませんね。
Qiとして動作するか
画像でも分かる通り、Qi対応のイヤホンが充電されるのを確認しました。
この汎用性を存分に活用するなら、やはりホルダーとしてより平面置きの方が良さそうですね。
Mag-Safeリングが無いケースでも使えるか
背面が透明TPUのソフトケースで試しましたが、しっかり充電されます。
磁力は若干落ちますが吸着しようとしますし、コードを持っても落ちません。
ただし揺すると落ちますね。(本体直接と純正ケースなら落ちない。)
机に置いて充電する分には充分な使い勝手だと思います。
THREEKEY マグセーフ充電器の充電速度
同梱されるACアダプターは20WのPowerDelivery対応ですが、Mag-Safe方式だと15Wでの充電との事。(iPhone12以外は7.5W)
そう言われても感覚的にちょっと分かりづらいですよね。
そこで充電器3台で満充電になるまでの時間を計測してみました。
充電開始時の充電残量はいづれも約50%です。
THREEKEY Mag-Safe充電器の充電時間比較
2枚目のグラフはiPhone12のバッテリーアプリで計測したグラフです。
縦軸は一目盛り3時間ですので、50%から100%まで2時間半程かかっています。
むむ、ちょっと思ってたよりも遅いですね。
比較のために純正の充電器を使った結果も下に載せます。
Apple純正20W ACアダプターでの充電時間
こちらはApple純正の20W充電器とライトニングケーブルの組み合わせで充電したグラフ。
50%から100%まで1時間半程で充電完了しています。
急速充電というだけあって、スタートダッシュがすごいですね。
Apple純正5W ACアダプターでの充電時間
こちらはiPhone7に付属していた一般的なApple純正5W充電器。
2時間20分程で充電完了となりました。
THREEKEYが遅いのか、こちらが早いのか、ちょっと微妙です。
それぞれのグラフの上昇勾配も個体ごとに個性があって興味深いですね。
THREEKEY Mag-Safe充電器まとめ
充電速度に関しては少々期待外れの感は否めませんが、私の使用スタイルでは全く問題ありません。
なぜなら私がiPhoneを充電するのはほぼ就寝中だからです。
どのみちiPhoneが「最適化されたバッテリー充電」機能で80%からは充電スピードをコントロールして最速では充電されていないですからね。
それよりも両手を使ってライトニングケーブルを抜き差しするという手間から開放されるというメリットの方がはるかに勝っています。
それにタイムセール価格なら3個買っても純正1個分。
タイミングを見て追加購入し、車中用、会社用として配置すれば快適そうです。
DIYでスマホスタンド自作なんていうのも良いですね。
Mag-Safeを導入することでケーブル抜き差しからの解放、充電中の操作性向上と得られるメリットは多いです。
迷っている方は是非導入してみませんか?