新しいiPhoneを買うたびに必ずやる事になるバックアップと復元作業、あなたはどうしていますか?
iTunes?iCloud?私も今まではそうでした。
しかし色々と思う所があり、今回、4年使ったiPhone7からiPhone12に機種変するにあたって新機能のクイックスタートを試してみました。
ここで言うクイックスタートとは端末同士で通信して復元する方です。(iCloudも選べます)
私は有線信者で、この手の作業は長らくiTunesを使用していました。
復元の再現性には非常に満足していたのですが、悩みの種は転送に時間がかかる事とiTunesの不安定さ。
新しいiPhoneに胸が躍りつつも、ちょっぴりバックアップと復元作業を憂鬱に思っていたのです。
そこで新機能の端末間移行を試したのですが、これがもう、目からうろこです。
データ移行の転送にかかった時間は10分程で再現性も申し分無し。
食わず嫌いはいけませんね。時代の進化を感じました。
手順を詳しく解説しますので、あなたもこの早さと簡単さを是非体感してみて下さい。
もくじ
iPhoneをクイックスタートで復元する準備
クイックスタートでの端末間データ移行は、現在使用中のiPhoneのクローンを作るようなイメージです。
データ移行が終わったからといって旧端末からデータが消去される訳ではありません。
つまり改めてバックアップを取る必要も無いとも言えるのですが、旧端末の下取りや不測の事態も想定してバックアップは取っておいた方が安心ですね。
私も念のためiTunes、iCloudともにバックアップを取りました。
各アプリの引継ぎですが、LINEのトーク履歴やお気に入りのゲームデータだけは事前に引継ぎ設定をしてからデータ移行を始めたのですが、正直本当に必要だったのかな?と思える程あっさり新端末でも再現されました。
ですが、しっかり手順を踏んだからという可能性も否定できず、本当に間違いなく環境を引き継ぎたいアプリは個別にしっかり準備した方が後悔しませんね。
クイックスタートでデータ移行する手順
手順をご紹介するのは妻が4年使用したiPhone7 128GBからiPhone12 128GBにデータ転送するものです。
ストレージの大半は写真と動画となっており、使用容量は約40GB程です。
SIMカードを入れ替えるタイミング
SIMカードを差し替えるタイミングで迷う方も多いのではないでしょうか?
今回は私と妻のiPhone12を2台復元したので、復元後に入れ替え、復元前に入れ替えの両方を試してみました。
結論としてはどちらでも同じです。好みです。
SIMカードが入っていない旨のメッセージが出るタイミングが違うだけなのですが、個人的には後から入れ替えた方が自然な気がします。
説明に使っている妻の端末は後からSIMカードを入れ替えたパターンです。
iPhone12の復元を始める
旧端末のスリープは解除しておき、新端末の電源を入れて近くに並べましょう。
どちらもの端末もある程度充電されていれば電源を接続する必要は無い気がしますが、ここでは念のためACアダプターに接続しています。(石橋を叩いて渡るタイプ)
ちなみにドコモオンラインショップから郵送されてきたiPhone12は80%程充電されていました。
少しすると旧端末が新端末を見つけて操作の続行を促してきますので、旧端末で「続ける」をタップします。
すると新端末には青いモヤモヤが表示され、旧端末ではカメラが起動します。
旧端末を持ち上げて青いモヤモヤがカメラの青いリング内に収まるように位置合わせします。
一瞬で認識され、新端末にパスコードの入力画面が現れます。
ここで入力するのは旧端末でスリープの解除に使っていた4桁もしくは6桁のパスコードです。
パスコードを入力するとFaceIDの登録画面になるのですが、「あとで”設定”でセットアップ」を選んでスキップするのをおすすめします。
なれている人ならばここで登録しても構わないのですが、とりあえずデータ移行作業に集中しましょう。
作業中の設定項目全般に言える事ですが、全部後から出来ます。
このタイミングであれこれ迷うよりも、しっかり復元が完了してからコーヒーでも飲みながらゆっくりやりましょうね。
FaceIDを利用するのが初めてだった私も後回しにしましたよ。
これが今回の目的、「iPhoneから転送」を選びます。
次の画面で利用規約に同意して各種設定画面に進みます。
各種設定は後からでも大丈夫
この後は各種設定となるのですが、前述したとおり全部後からで大丈夫です。
既存の設定の確認
アップルペイの設定
Siriの設定
App解析の設定
ここでの選択は、アプリの不具合等が出た場合、情報をAppleに提供してもよいかという確認です。
任意ですから「協力するよ」という方は「Appデベロッパと共有」を、「何か嫌だな」という方は「共有しない」を選びましょう。
ちなみに私は・・・
TrueToneディスプレイの設定
こちらは色合いの選択です。
私は「続ける」としてTrueToneを適用しましたが、後から切りました。
一連の説明画像でiPhone12画面の白色が黄色味がかって見えるのはこのせいです。
お好みでどうぞ。
転送から完了まで
前述の選択が終わったら転送開始です。
約40GBのデータが10分程で転送される様は圧巻です!
余談ですが、画像のように旧端末がスリープになっても問題ありません。
そして転送終了後、再起動を挟み、SIMカードを入れ替えて完了となります。
開通手続き
iPhone12の復元作業はこれで完了ですが、ドコモの開通手続きは別に行わなければなりません。
これが済んで初めて機種変更完了となるのですね。
手続きの詳細は下の記事からどうぞ↓
iPhoneのクイックスタートまとめ
クイックスタートの端末間データ移行、とてつもなく早いです。
本当に拍子抜けするくらい簡単であっさり終わります。
Bluetoothが優秀なのか、Wi-Fiが優秀なのか、詳細な内部動作は分かりませんが、少なくともライトニングケーブルとUSB2.0の組み合わせよりも優秀なのは確かです。
昨年のiPhone11発売時に子供の端末復元をiTunesでやって苦労したのは何だったのかと後悔しています(笑)
ただ、それもこれも旧端末と新端末の二つが同時に手元にあるからできる事です。
旧端末を下取りに出すにしてもタイミングが大事ですね。
今回の機種変更はドコモオンラインショップでやったのですが、ここで申し込めば下取りも翌月末までに発送すればOKですのでじっくりデータ移行に取り組めます。
今年のiPhone12シリーズは4種類登場しました。
どの機種もカッコ良くてどれを買おうか本当に迷ってしまいますよね。
面倒なデータ移行はクイックスタートのデータ移行でサックリと終わらせて、あなたも新しいiPhoneの機能を楽しみませんか。