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ブルーレイレコーダーで録画した番組を別の部屋のパソコンで見る方法

ブルーレイレコーダーで録画した番組を別の部屋のパソコンで見る方法
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リビングのブルーレイレコーダーで番組表からボタン一つで簡単に録画予約、地デジ放送が始まってからというもの本当に便利になりましたよね。

私も手軽に録画予約できるので、ついついあれもこれもと録画予約しがちです。

ですがどうでしょう、録画した番組、全部見れていますか?

録画したテレビ番組を見たいけど、リビングの大画面テレビは・・・

  • 子供たちにゲームで占領されて使えない。
  • 奥さんが韓流ドラマにハマっていて使えない。
  • 家族が寝静まった夜中は、寝室が近いので音量が気になって集中できない。

等々、世のお父さんにはなかなかリビングのテレビ権、順番が回って来ませんよね(笑)

ロンゴ
ロンゴ
でも大丈夫です!

リビングのテレビは奥さんと子供たちに譲って、お父さんは別室のパソコンで録り溜めた番組を見ませんか?

え?そんな環境が無い?

いえいえ、そんな特別な物は必要無いんですよ。

我家のテレビ、レコーダーは10年前の製品ですし、パソコンは6年前に組んだ一般的な機種ですが、こんな環境でも実現できています!

これより新しい環境をお持ちならおそらく必要な物は再生ソフトだけです。

さあ、別室のパソコンでリビングのレコーダーで録った番組が見られるかどうか、この記事を読んでチェックしてみましょう。

条件が整えば時間を気にせず、見たい時に撮り溜めた番組が見れてしまいますよ。

ルームリンクを簡単に説明するとこんなイメージ

DLNAを使ったルームリンクのイメージ

ざっくり言うと、イラストのような感じでレコーダーとパソコンが同じルーターにつながってさえいれば他の部屋のパソコンで録り溜めたテレビ番組が見れてしまうのです。

もちろんお使いのレコーダーのメーカーによって少し挙動は違ってくるかもしれませんが、ネットワークでつながった他の機器でレコーダーを操作するという大筋は同じです。

これはDLNAという共通規格(ガイドライン)を利用して実現している機能なので、ここ10年程で発売されたレコーダーであればほぼ対応しています。

SONYユーザーであれば「ソニールームリンク」、Panasonicユーザーであれば「お部屋ジャンプリンク」なんてワードを聞いた事ありませんか?

こんなコピーを作って宣伝するのは各メーカー思惑があって、テレビやレコーダーのメーカーを揃えるとこんな事も出来ますよという流れに持って行きたいのですね。

しかし、実はメーカーを揃えるどころか、パソコンでも〇〇リンクと同様な事が出来てしまいます。

もちろん各メーカー独自の機能や便利さでは及ばないのですが、録画してある番組を見る程度なら何の問題も無いのです。

ただ、こう言ってしまうとユーザーが機器のメーカーを揃えてくれないので、このリンク系の機能が世間一般にあまり浸透しないのは、メーカーにとって諸刃の剣の機能だからだと個人的には思っています。

では早速次の章であなたの家でレコーダーで録った地デジやBS、CSの放送が他の部屋のパソコンで見られるかどうかチェックしていきましょう。

ちなみに我家の環境は

リビングのテレビ

SONY BRAVIA KDL-52EX700

リビングのブルーレイレコーダー

SONY BDZ-AT700

書斎のパソコン

自作機 Windows10 core-i5 メモリ8MB グラフィック(オンボード)

テレビとレコーダーは10年前、パソコンは6年前の一般的なマシンです。

録画した地デジ番組をパソコンで見るのに必要な知識

ネットワークの専門用語を連想中

まずはチェックの第一段階、少しだけ必要な知識のおさらいと、お持ちの機器が今回の目的に対応しているか確認してみましょう。

DTCP-IP

Digital Transmission Content Protectionの略なのですが、要するに日本の地デジ放送、BS、CS放送にかかったコピーガード機能です。

現在、日本の地デジ放送やBS、CS等の番組はすべてこの技術を用いて作られています。

したがってレコーダーに録画したこれらの番組をパソコンで見るためには、OS、メモリ、モニター、グラフィック、再生ソフトがDTCP-IPに対応した機器である必要があります。

あなたの環境が要件を満たしているか自信がない方は地デジ相性チェッカーで調べてみましょう。

このソフト、本来はIOデータの地デジ関連ソフトを使う条件を満たしているか調べるソフトなのですが、要はあなたの環境がDTCP-IPに対応しているか調べてくれるのです。

自分の環境がDTCP-IPに対応しているか調べる

まずは地デジ相性チェッカーをダウンロード。

インストール後に実行すると判定結果が出ます。

DTCP-IPに対応しているかの判定結果

ここ10年位のパソコンであれば大丈夫な気もしますが、対応していない部分があるとすればモニターの接続ケーブルではないでしょうか。

各ケーブル端子形状

出典:ドスパラ

昔全盛だったD-Sub15ピンケーブル(VGAケーブル)だけはDTCP-IPに対応していないのです。

他にポートが無いか探しましょう、HDMIディスプレイポートDVI-Dがあればケーブルを入手してつなぎ直せば判定をクリアするはずです。

DLNA

Digital Living Network Allianceの略です。

レコーダーがこの規格に対応していてLANポートがあるかが重要です(もしくはWi-Fi

我家の10年前のレコーダーでも対応しているので大丈夫だと思いますが、お使いのレコーダーの取説で確認してみて下さい。

もし対応していればLANケーブルでパソコンがつながっているルーターの空きポートにLANケーブルを接続しましょう。(Wi-Fiであれば接続操作)

我家もそうですが、100均で売っているようなケーブル(カテゴリー5e等)でも全然大丈夫ですよ。

Wake on LAN

我家のようにソニー製のレコーダーをお使いの方は知っておきたいワードです。

同一ネットワーク上からレコーダーの内部電源を入れる信号を送ったり受けたりする技術です。

この機能、ソニー製のテレビ、レコーダー、VAIO等は持っているのですが、サードパーティーの再生ソフトは持っていない事が多いです。

んん?じゃあいちいちリビングにレコーダーの電源を入れに行かなければならないの?と思ったあなた、安心して下さい。

サードパーティーの再生ソフトはこの機能を持っていないと言いましたが、Windows10はこの機能を持っています。

というか、コマンドプロンプトの知識があれば誰でもマジックパケットと呼ばれる起動信号をレコーダーに送る事は出来ます。

ですが、いちいちコマンドプロンプトを起動して命令をタイピングするのは現実的ではないですよね。

そこでこんなフリーソフトがあります。

Wake on LAN for Windows

このソフトは自宅のネットワーク上の機器の電源の入切をモニタリングしてくれて起動命令も出せるのです。

ちなみにこのソフト、ネットワーク上にある機器のIPアドレスや名称も検索してくれるのですが、なぜかWindows上で見えている我家のレコーダーを見つけてくれませんでした。

ナナ
ナナ
どうして??

いえいえ、悩むべきポイントはここではありません。

気にせずWindows上からIPアドレス、MACアドレスを調べて手入力しましょう。

まずはエクスプローラー→ネットワークと進み、対象機器を見つけます。

ネットワーク画面右クリック→プロパティと進み

BDZ-AT700のプロパティIPアドレスとMACアドレスを確認

Wake on LANの新規登録画面新規登録アイコンを押して調べたアドレスを入力

Wake on LAN IPアドレス画面

対象機器の欄が出来上がります

確かにリビングのレコーダーの欄は出来上がったのですが、この状態だとレコーダーが起動しているかどうかの判断はWake on LAN上から出来ません。(電球アイコンが光らない)

ですが、起動信号は出せるのです。

もやもやする方も居るかもしれませんが、ネットワークのエキスパートになりたいのでなければスルーして深く考えないようにしましょう(笑)

ここで消耗していては本来の目的を忘れてしまいますよ。

レコーダーの電源さえ入ればソフト上からレコーダーが見えますし、それよりも目的の動画を再生して楽しみましょう!

ここでは便利なフリーソフトを紹介しただけですので、リビングに行ってレコーダーの電源を入切するのは全然問題無いという方はそれで大丈夫です。

録画した地デジ番組をパソコンで見るのに必要な環境

さあ、ここからはDLNAに必要な環境が揃っているか確認してみましょう。

念のために難しい正式名称を載せていますが、内容はシンプルですので安心して下さい。

DMS

Digital Media Serverの略です。

録画された番組を配信する機器(サーバー)の事で、今回であれば我家のブルーレイレコーダー SONY BDZ-AT700の事ですね。

DMP

PowerDVD20

Digital Media Playerの略です。

パソコンでレコーダー内の番組を再生するプレーヤーソフトの事ですね。

お使いのパソコンがSONYのVAIOでなければ必ず何かプレーヤーを用意する必要があります。

標準搭載のWindowsメディアプレイヤー等はDTCP-IPに対応していないので地デジコンテンツを再生できないのですね。

そこで私が使っているのはサイバーリンクのPowerDVD 20です。

PowerDVDなら初めからパソコンに入っているぞ!と喜んだ方、もしかするとそのPowerDVDでは見れないかもしれません。

私もドライブのバンドル版を何種類か持っていたのですが、残念ながら地デジの録画番組視聴には対応していませんでした。

色々なバージョン、エディションがあって分かりづらいのですが、私が購入したのはPowerDVD20 Ultraです。

これであればリビングのレコーダーの録画番組は間違いなく見られますし、ブルーレイやDVDで持ち出した番組もパソコンのドライブから再生できます。(これが出来ないエディションも多い)

今まで再生ソフトにお金を別に払うという感覚が無かったのですが、DLNAでレコーダーを最大限活用したくなり、購入してみました。

時間が出来た時にいつでも別室のパソコンから視聴できるのは本当に便利です。

金額以上の満足感は、きっと想像以上だと思いますよ。


メディアがあった方が安心という方は↓のリンクからどうぞ。

サブスクリプション版やダウンロード版の購入を考えている方はサイバーリンクオンラインストアが便利です。

面倒なユーザー登録が一緒に出来てしまいますので、シリアルナンバーを紛失した時等も安心ですよ。

実際に別の部屋で地デジ番組を見てみる

別室のパソコンでPowerDVD 20を立ち上げます。

PowerDVD起動後画面

この時点ではリビングのレコーダーの電源は入っていないのでツリー上にBDZ AT-700は表示されていません。(録画中だったり、アップデート中で見える事もあります。)

Wake on LAN 操作画面

ここで先程のWake on LAN for Windowsを立ち上げてAT-700の電球アイコンをダブルクリック。

私の環境では信号が返って来ないので(何故なのかはスルー(笑))電球アイコンは点灯しませんが、数秒後、PowerDVD20のツリー上にAT700が出現します。

PowerDVDツリー画面 ブルーレイレコーダー内の番組リスト

展開していくと番組一覧のアイコンが見れるのですが、地デジ番組は鍵マークが付いてサムネイルが作られません。

ちなみにハンディカムから取り込んだ自前映像はサムネイルが出来ますし、パソコンに映像をコピーする事もできます。

録画リストをダブルクリックで再生

見たい番組をダブルクリック。

初回操作時にサイバーリンクのサーバーと通信が入ります。

正規の製品か、対応したエディションか、などチェックするのですね。

今回、初回認証時にアクティブ化できませんでしたというようなエラーになり、??となったのですが、再度操作すると普通に認証が通りました。

使えなかったバンドル版の時にも見た事のあるエラーメッセージでしたが、アクティブ化出来てしまったので追求はしていません。

私の場合は違うと思いますが、自作機でパーツ構成を変えたりすると違う機械と判断されて認証が通らなくなるケースなんかもあるようですね。

もし改善しなくても、正規品であればCyberLinkサポートセンターでしっかり対応してくれます。(要ログイン)

地デジ番組スクショ

こんな具合に録画した地デジ放送がパソコンから見れてしまいます。(前述のコピーガードのせいでスクショは黒くなります。直撮りです。)

注意点としては、リビングで誰かが録画してたり番組視聴していても問題無いのですが、別室での視聴は1台までです。

我家は子供部屋に別のブラビアが置いてあって、そちらでも視聴可能なのですが、2台同時は無理でした。

幸い我家は子供が大学生で一人暮らしなので私と妻と犬だけですが、大家族だとちょっと問題が出るかもしれませんね。

ブルーレイレコーダーとパソコンをルームリンクで楽しむまとめ

今回ご紹介したように、PowerDVD 20さえあれば10年前のテレビやパソコンもまだまだ現行機種に負けないぐらい便利に使えてしまいます。(現在の最新版は365、もしくは22です。)

AT700は先日ドライブ交換をして直したばかりですし、当分買い替えせずに楽しめそうです。

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リビングのテレビを家族に占領されていて見るのをあきらめていたあの番組やこの番組、これなら時間が出来た時に別室のパソコンで見れてしまいますよね。

ソフトだけでこの環境が手に入るならば家電を追加したり新調するよりも安上がりですよ

是非、PowerDVDをの最新版を手に入れて撮り溜めた動画を見倒しましょう!

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