小さくて無邪気だった娘さんが20歳になり、晴れて大人の仲間入りをする成人式。
いつも見守ってきた親御さんにとってはとても感慨深い日ですよね。
という私も平成最後だった今年、娘を無事に成人させて祝う事が出来ました。
娘でしたので基本的に父親の出る幕は無く、妻と妻の母親、そして娘の3人であれこれと決めていたのを見守っていたのですが、私も含めてそれぞれが大変満足のいくものに出来たと思っています。
お住まいの地域や予算など、それぞれのご家庭の事情はあれど娘の成長を祝う気持ちは皆一緒。
一生に一度の晴れ舞台を思い出に残る素敵な日にしてあげたいですよね。
そこで、先に経験した者の体験レポートとして私達家族が去年から今年にかけて行った準備や費用、選んでよかった物などをご紹介していきたいと思います。
もくじ
振袖のレンタルや前撮りに掛かった費用
まずはかかった費用をお話しすると、約310,000円程です。
内訳としては
振袖のレンタルと前撮り 250,000円
前撮りのアルバム制作費 60,000円
という物でした。
レンタル代金は前撮りと成人式当日の2回振袖を着た上で、それぞれの着付け、ヘアセットがすべて含まれた価格です。
もちろん、ここは選んだ振袖次第でかなり上下する部分ではあります。(この店では高い方でした。)
前撮りのアルバムは撮影後に6カットを選んで製本してもらうという、メニュー表の中では最上位の80,000円に次ぐ二番目にお高いものでした。(選んだ理由は後述)
更に補足すると娘さんが学生さんで遠方にお住まいだったりすると、2回帰省する費用なども考慮しなければなりませんね。(我家です)
衣装をどうするか決めた経緯
成人式の衣装をレンタルするのであれば、予約は当年の成人式が終わった直後から、また、業者によっては再来年の成人式の予約を受け付ける所もあります。
まだ実感が湧かなくても、気に入った物を選びたいのであれば早めに動くに越したことはないようですね。
私の娘が成人式の衣装をどうするか検討した去年の春は、直前の成人式で話題をさらった、いわゆる「はれのひ」事件の記憶が冷めやらぬ頃でした。
振袖を購入するにせよ、レンタルするにせよ、相手が企業である以上こういったリスクはゼロではないのが現実ですよね。
専門家であれば会社業績や株価などチェックするべき項目もあるのでしょうが、私達一般消費者からすると評判、口コミ、実績といったもので判断するしかないのでしょうね。(悲しいですが)
娘(というか私達家族)の選択肢としては3つありました。
- 振袖を購入する
- 妻が当時着た振袖を着る
- 業者からのレンタル
振袖を購入する
これは高額になることを本人も分かっており、私立の大学に通わせている親の負担も考えてくれたのか(笑)、最初からそのつもりはなかったようです。
私の印象では、本人は奇麗な振袖を着たい気持ちはあっても、物として振袖を手に入れて所有したい訳ではないというところなのだと思います。
妻が当時着た振袖を着る
妻が成人式の時に着用した振袖は、妻の両親が当時買ってくれたもので奇麗に仕舞ってありました。
金茶のとてもきれいな振袖ですが、「これ着る?」の問いに娘の反応は微妙(笑)
業者からのレンタル
結局これに決定したのですが、決めた時期、絞り込みの決め手などを次項でご紹介します。
レンタル業者選びのポイント
私たち家族は北海道在住でどちらかと言えば田舎です。
振袖レンタル業者選びの選択肢としては2つ。
- いくつかの地元のレンタル業者の中から選ぶ
- ネットレンタルの業者を選ぶ
どちらを選んでもメリット・デメリットがありますが、何を最優先にするかだと思います。
地元業者のメリット・デメリット
メリット
- 実店舗で話を進められる安心感
- 着付け、ヘアセットでの地元美容室との連携体制
デメリット
- 選べる振袖の種類が少なめ
- 比較的高額
ネット業者のメリット・デメリット
メリット
- 選べる振袖の種類はかなり豊富
- 料金が安く設定されている
デメリット
- 実店舗に出向くのは不可能なため、メール、チャット、電話でのやりとりとなる
- 業者によってはネット上でカード等の決済となるので早い段階で先払いとなる
私達家族が選んだのは地元のレンタル業者の中の一社です。
決め手としては、娘が気に入った振袖があったこと、そして支払いは成人式直前で良いという点でした。(契約自体は5月)
例の騒動があった直後だったこともあり、すぐに代金の請求をしないという事は会社の経営が安定していると判断したのです。
前撮りの時期と写真選びのポイント
前撮りの撮影時期
5月に振袖の契約をして前撮りは9月に設定しました。
理由はいくつかあるのですが、季節的に屋外での撮影もできて深緑が奇麗なのと、大学が夏休みで帰省中である事などでした。
また、本人の希望で仲の良い友人達と3人で撮りたいとの事で予定も各自合わせました。
これは最近の流行り?なのか本人たちも楽しそうでとても良い笑顔をしていましたよ。
友人たちのご家族も大変満足げに写真撮影されていました。
もし、お子さんから同じ申し出があったら了承してあげる事をおすすめします。
子供というのは親と居るより友人達と一緒の時の方が良い笑顔を見せたりするものです。(悲しいですが)
写真を選ぶポイント
写真撮影が終わった後、購入するカットを選ぶ作業があるのですが、料金内のサービスは2カットを見開きの厚紙アルバムにしてくれるという物。
どれも捨てがたくて選べないので大量に購入して別アルバム作成、親戚の分も数冊というのが撮影業者の狙いで大きな収入源ですよね(笑)
前述した6万円6カットのアルバムを購入した理由ですが、オプションとして当日撮影した全デジタルデータも付属するという理由からです。
(この下の4万円4カットのプランでは選んだ写真のみデジタルデータ付属でした。)
満足度の高かったオプションはデジタルデータ
写真のデジタルデータを持つという事は、あなたがいつも撮影しているスマホの写真と同じように扱い、利用できるという事です。
LINEに添付して送るもよし、ネット上のクラウドスペースに保管して親戚に公開するもよし、フジカラーでプリントして額縁に飾るもよし、ついでにその年の年賀状にも使えますね。
我家の場合、全部で115カット(ピントや構図が甘いものも含めてですが)をそれぞれのパソコン、スマホに保存して友人や親戚に見せたりと大変楽しめました。
それぞれの実家にはアルバムを持って行って見てもらい、フジカラーで大延ばしプリントして額縁に入れた数カットをプレゼント。(数千円で済みます)
両方の両親の嬉しそうな顔は選んで本当に良かったと思えましたよ。
街中の汎用プリントでもL版で30円程ですし、六切りやA4サイズでも600円程です。
撮影したデジタルデータを手放す業者さんは少なく(以降も焼き増しなどで収入源となるため)、多少高額だったとしてもデジタルデータを入手できるメニューがあるならば何が何でも選んでおく事をおすすめします。
ネットプリントで大量の画像データをアップロードするならば光回線も必須です。
ご自宅のネット環境が光でない方はこの機会に検討してはいかがでしょうか。
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大切な記念日を無事迎えるために
成人式のレンタル衣装の準備は年々早まる傾向にあって、ついつい焦りがちになってしまいますよね。
でも、そこは冷静になって何が着たいのか、どういった撮影がしたいのか等、お子さんともう一度よく話合われてみて下さい。
こう言っては何なんですが、うちの娘は奇麗な振袖を着て写真が撮れれば満足だったのか、当日は式から帰ってくるなり着替えて友人達との宴会に繰り出していきました(笑)
案外、成人の日を特別感慨深く思っているのは親だけなのかもしれませんね。
ですから、最悪何かあった時のためにも前撮りだけはお早めに(縁起でもないですが)
私達家族は地元のレンタル業者という選択をしたのですが、気に入った衣装が無い、地元ではない遠方での式に出席する等、ネットレンタルを考慮される方も居られると思います。
そういった場合の業者選択の決め手も様々でしょうが、会社としての信頼性を重視するならば「創業の古さ」は信頼要素のひとつではないでしょうか。
こちらは江戸時代創業の老舗呉服店が運営しています。
ネットレンタルをお考えの方は選択肢のひとつとして是非のぞいてみて下さい。