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ホンダ除雪機 HS970のバッテリーを自分で密閉型に交換してみた

ホンダ除雪機 HS970のバッテリーを自分で密閉型に交換してみた
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中古で除雪機を買って早4年、我家のホンダHS970は今年5シーズン目を迎えます。

一度バッテリーが上がってしまってからバッテリーメンテナンスの重要性を知り、シーズン初めは自分で充電をするようにしていましたが、昨シーズンはとうとうワンシーズン持ちませんでした。

充電器で充電しても満充電にならない位に劣化していたので、まあ持ってくれていた方ですね。

近いうちに更新しようと考えていたのでこのタイミングでバッテリーを購入、交換しましたので色々な情報をシェアしたいと思います。

ホンダ除雪機のオーナーの方は是非参考にしてみて下さい。

HS970の純正バッテリーは開放型だが密閉型を選択

HS970の純正バッテリー

ホンダ HS970の純正バッテリーはGS YUASA YB12AL-A2です。

プラス極が右側にある開放型となっており、バッテリー液のレベルを管理してあげなければならないタイプです。

数年前にバッテリー液のレベル不足に気付いて補充したのですが、充電器で満充電にはならない状態でした。

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そこで今回、新たにバッテリーを購入したのですが、私が選んだのは最初から付いていた開放型ではなく密閉型です。

開放型と密閉型のバッテリーを並べて比較

というのも、車やバイク、バッテリーを搭載する乗り物は色々とありますが、近年この開放型のバッテリーを採用している車両をあまり見た事がありませんよね。

一般的に言われる開放型のメリットの筆頭として、どのサイトでも判を押したように「安い」という事を上げているのですが、本当に安いでしょうか?

今回買った密閉型の互換品とGS YUASAの開放型ですが、値段を比較すると密閉型の互換品の方が圧倒的に安いです。

もちろん製造元等も関係しますが、概ね密閉型の方が安価です。

「密閉型は高価で開放型は安価」という説はおそらく30年以上前、昭和後半の頃の話が今でも定説のようになってしまっていると私は推測します。

ロンゴ
ロンゴ
私が免許を取った頃です

製品と言うのは量産した方が安価に作れるわけで、現在のシェア状況を考えれば密閉型、つまりメンテナンスフリータイプが開放型よりも安く流通するというのは当然の状況だと思うのです。

ちなみに私の所有するHS970は20年以上前に発売された機種ですが、その後継機で現行機種のHSS970もYB12AL-A2を搭載しています。

正直、どうして今でもホンダは開放型のバッテリーを除雪機に標準搭載しているのか真意は分かりませんが、私は自己責任でメンテナンスフリーを使って行こうと思います。

始動性、経年劣化、その他気になる点等をこれから順次報告して行きますね。

バッテリーの交換手順

バッテリー交換のポイントとして、開放型、密閉型のような型式の他に、本体の寸法も重要ですよね。

当然、元のブラケットやネジを使って納めたいのでここも非常に重要です。

結論から言いますと、今回購入した互換品はほぼ同サイズですのでブラケット類や電極コード、何の問題も無く納まります

交換手順も簡単ですよ。

カバーを外す

バッテリーカバー外観

バッテリーカバーはM6のナット二つで固定されていますので、10mmサイズのスパナで外します。

固定ブラケットのナットを緩める

バッテリー固定用ブラケット

こちらのナットも10mmサイズのスパナで緩めるのですが完全に外す必要は無く、緩んだ所で後ろに倒しておきます。

マイナス(-)、プラス(+)の順にコードを外す

バッテリーターミナルからコードを外す

こちらはバッテリー交換の基本、まずはマイナスのコードを外し、その後プラスのコードを外します。

バッテリー側面のオーバーフローホース

バッテリー左につながっているオーバーフローホースも忘れずに引き抜いて外しましょう。(密閉型のバッテリーに交換する場合は不要になります。)

バッテリーを乗せ換える

新旧のバッテリーを横からサイズ比較

ご覧の通り、新旧のバッテリーはほぼほぼサイズが一緒ですので設置で悩む事は何もありません。

新しいバッテリーを元の位置に設置しましょう。

プラス(+)、マイナス(-)の順にコードを接続

新しい密閉型バッテリーのプラス端子

こちらもバッテリー交換の基本、プラスのコードを接続してからマイナスのコードを接続します。

ブラケットでバッテリーを固定

新しい密閉型バッテリーをブラケットで固定

新しいバッテリーをブラケットで固定してカバーを復元して作業は完了です。

サイズは一緒ですので悩む所はありません。

性能維持のポイントはこまめな充電

車やバイクのバッテリーを自分で管理するようになってから、不意のバッテリー上がりのトラブルは無くなりました。

車はスタッドレスタイヤに交換したタイミングで年1回、バイクは始動する春と冬眠させる秋の2回、それぞれ充電する習慣を続けているのがポイントだと思っています。

今回のように新たにバッテリーを購入した場合は使う前に一度充電器で満充電にしてから使います。

新品で購入した密閉型バッテリーの充電風景

除雪機用の小型な物から、アイドリングストップ車専用等、不意に壊れると中々の出費になるバッテリーですが、様々なタイプのバッテリーに対応した充電器を一つ持っていればバッテリーを長く良好な状態で使い続けられますよ。

是非一家に一台ご用意を。

我家の車両のすべてのバッテリーをこれ一台で管理しています。優秀です。↓↓

メンテナンスフリーバッテリー(密閉型)に交換したまとめ

新旧のバッテリーを上部から比較

バッテリー寸法もほぼ同じだったため、実にスムーズに更新作業は完了、始動性もバッチリです。

ただ、充放電具合や劣化進行具合、氷点下での始動性等はこれから観察していかないといけませんから、今シーズン以降順次まとめて追記して行きますね。

最後に、Amazon等では開放型よりも密閉型が安いのは事実なので、どうしても試したくなるのが人情というもの。

安物買いの銭失いとならぬよう、メンテナンスだけはしっかりやっていきます。