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【DIY】自分で出来る除雪機の整備 少しの手間でノントラブル

【DIY】自分で出来る除雪機の整備 少しの手間でノントラブル
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雪国の必需品とも言える除雪機。本当にありがたい機械ですよね。

ですが車やバイクと違い、冬場限定で稼動回数も少ない事から、ついついメンテナンスに手を抜いてしまいがちです。

ある日突然エンジンがかからない、雪が飛ばない、オーガが回らない等々、トラブルは忘れた頃にやってくるものです。

この記事では不意のトラブルを極力少なくするために、シーズンオフはもちろん、降雪期真っ只中でも自分で出来るお手軽メンテナンスを紹介しています。

ショップに依頼すれば結構な金額になる整備も、自分でやれば数百円から数千円で済みますよ。

便利でとても頼りになる除雪機、壊れたからといって中々すぐには買い替えられませんよね。

普段からしっかりとメンテナンスをしてあげて、いつまでも快調に動いてほしいものです。

ロンゴ
ロンゴ
それでは早速紹介していきますね

除雪機の保険は自動車保険でカバーできます↓

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ハウジングとシューターの塗装

赤い躯体のホンダ除雪機

ホンダの除雪機であればトレードマークカラーの、使っているうちにだんだんと塗装がはがれてきますよね。

除雪機は鉄製ですから、塗装がはがれて空気に触れると酸化してサビが発生します。

外装ならば見た目が古めかしくなっていくだけとも言えるですが、オーガが収まっているハウジング内とシューターの内面のサビによる弊害はそれだけではありません。

除雪をしていてシューターが詰まったという経験はありませんか?

湿った雪を除雪しているとありがちですよね。

もしも詰まる頻度が増えたなあと感じたら、ハウジング内とシューターの内側をのぞいて見て下さい。

塗装がはがれてサビが浮いていませんか?

シューターの塗装剥離 ハウジング内の塗装剥離

サビや塗装の剥離は素材の劣化でもありますが、単純に表面がザラザラした凹凸になって雪が付着しやすくなる原因でもあるのです。

これはホンダ純正のシリコン配合カラースプレー(赤)で改善しますよ。

ホンダ除雪機純正ペイントKGS1001

もちろん、ただ吹き付けるだけでも悪くはないですが、ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビを落として表面を整えてから塗布すると効果も増します。

1本あればかなりの面積を塗れますので、是非シーズンオフにはやっておきたいメンテナンスですね。

オーガの塗装

HS970のオーガ

前述したサビの件はオーガにも当てはまります。

というか、雪の付着を防ぐという意味ではこちらの部位の方が大切かもしれません。

ホンダ除雪機純正ペイントKGS1002

色は黒ですのでこちらになります↓

同じシリコン配合塗料という事で、赤を使い回せなくもないですが(笑)、そこはスタイリッシュなホンダの除雪機。

赤と黒をしっかり塗り分けてコントラストも大切にしましょうね。

雪の付着を低減させるケア

ホームセンターの除雪機コーナーに行くと必ず目にするシリコンの被膜スプレー、見た事ありませんか?

要は界面活性剤をコーティングしてくれて滑りを良くする潤滑剤です。

オーガやハウジング内に雪が付着しづらくなり、作業効率を上げるアイテムなのですが・・・

ナナ
ナナ
お高いです(笑)

私がいつも使っているのはこちらのようなタイプ↓

汎用のシリコンスプレー

ドアの蝶番や戸車にかけて、きしみ音を消したり、滑りを良くする用途に使っているのですが、用途はほぼ同じで値段は10分の1程です。

充分すぎるクオリティですので本当におすすめです。

安価ですので何の気兼ねも無く大量に噴射できますし、除雪前には是非吹き掛けておきましょう。

シャーボルトの点検と用意

HS970の純正シャーボルト 06921-767-000

オーガとドライブシャフトの接続にはシャーボルトという特殊なボルトが使われています。

Sherというのは英語で切断するという意味です。

つまり、オーガに異物を巻き込んだり、コンクリートの縁石にぶつかったり等した時にわざと破断する事で駆動系を保護してくれる大事なパーツです。

一般的な用途のボルトとは固さが違いますので、予備が無いからと汎用品のボルトを代用していると悲しい目に合います。

各除雪機ごとに微妙にサイズが違っているため、必ず自分の除雪機に合った物を用意しましょう。

私と同じHS970ならシャーボルト(M6×16)はこちら↓

現行機種のHSS970nのシャーボルト(M6×18)はこちら↓

ハイブリッドのHSS1170iのシャーボルト(M6×18)はこちら↓

これはメンテナンスというよりも、事が起こってから交換するための準備ですね。

とはいえ厳寒の吹雪の最中に折れると指がかじかんで交換にも手間取ります。

位置関係や固さなど、シーズンオフ中に確認して写真など撮っておくのも良いですよ。

HSTオイルの補充

HSTオイルとカップ

HSTとは車で言う所のミッション(変速機)です。

車のミッションにもATオイルが充填されていて定期点検したりしますよね。

それと同じくHSTにもオイルが入っており、その充填量を画像のカップで確認できます。

私のHS970は中古購入で中々の年代物なのですが、夏場の気温が高い時期に若干のオイル漏れがあります。

オイルシールの交換が必要な案件ですが、修理見積りが結構高額なのです。

どうしようか迷った末の妥協案が定期的なオイルの補充です(笑)

年間数ミリから数センチ(気温によって)ですので今の所問題ありません。

このケースのトラブルで悩んでいる方はこの方法も選択肢ですよ。

1リットルのHSTオイルがあれば除雪機の寿命を全う出来るレベルかも。

バッテリーの充電

ある日突然セルが回らない!・・・ありがちですよね。

リコイルスターターがありますから急場はしのげますが、普段からバッテリー電圧は気にしたい所。

除雪機のバッテリーに関しては下の様な記事を書いていますので参考にしてみて下さい。

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オイル交換

こちらも稼動回数が少ない事でついつい放置してしまいがちなメンテナンスです。

エンジンですから定期的なオイル交換は除雪機の寿命を延ばしてくれますし、不意のトラブルも発生しづらくなりますよ。

オイル交換自体はそんなに難しい作業ではありませんから自分で出来ます。

こんな記事も書いていますので挑戦したい方はどうぞ↓

ホンダHS970のオイル交換を自分でする方法 除雪機の準備はOK?
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除雪機のメンテナンス まとめ

除雪機のメンテナンス、雪が解けるとついつい気が緩んで放置しがちですよね。

今シーズンは私もバッテリー上がりの洗礼を受けています(笑)

春や秋の連休、一日だけでも今回紹介した項目の点検に当てれば、除雪機は1シーズン快適に動いてくれますよ。(自戒)

今年のシーズンオフは大切な除雪機に愛情を注いでみませんか?


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