世の女性たちを魅了する老舗ハイブランド、ルイ・ヴィトン。
私の妻は普段高価なものを身に着けるタイプではないのですが、二十数年前のヴィトンの財布をリペアして使う程ルイ・ヴィトン製品は大好きです。
でも、当たり前かもしれませんがヴィトンの財布ってお高いんですよね。
今回、妻が購入したポルトフォイユ・サラも私の感覚ですとかなり高額ですが、ヴィトン製品と考えると比較的リーズナブルに感じてしまうのが不思議です(笑)
そうは言っても妻のような普通の主婦が購入を決断するにはなかなか勇気が要ったはず。
いったい妻がポルトフォイユ・サラの購入を決断した決め手は何だったのでしょう?
そして実際に手に入れた感想は?使い勝手は?
私が妻に色々と聞き取り調査をしましたので、高額なヴィトンの財布購入を迷っている方は是非参考にしてみて下さい。
もくじ
妻はどうしてポルトフォイユ・サラに決めたのか
最初にポルトフォイユ・サラのお値段ですが、正規のルイ・ヴィトン店舗で83,600円(税込)です。(2022年8月1日現在)
妻はヴィトンの長財布で100,000円以下の物は無いと思っていたそうで、詳しく調べる事もしていなかったので、安い!(ヴィトンにしては)と感じたそうです。
これはマーケティング心理学でいうコントラスト効果という現象なのでしょうが、そんな野暮な事を言ってもしょうがありません。(笑)
理屈じゃないのですね、実際ブランド物に何の知識もない私も安い(ヴィトンにしては)と感じてしまいました。
妻は同価格帯の他のブランドの財布も長い間検討していましたが、この金額を出すにはブランド力の対価に踏ん切りが付かなかったそうです。
妻の臨時収入の金額が100,000円だったという事で、予算的にも折り合い、大好きな憧れのブランド製品でもあり、自分へのご褒美という事で決断したそうです。
この金額を普通の主婦に出させるヴィトンのブランディングはすごいですね。
ポルトフォイユ・サラの各部詳細と妻の感想
妻がポルトフォイユ・サラを使い出して3週間程経ちましたので項目ごとの使い勝手と感想を聞いてみました。
憧れのブランドの財布と言えど実用品です。
毎日使うものですから実際の使用感もすごく気になりますよね。
妻が感じた各部の感想はこんな感じです。
ポルトフォイユ・サラのビジュアル
妻がヴィトンを所有したくなる理由はこのモノグラム柄に惹かれるからとの事。
もちろんこれが好き嫌いの別れる理由になる事も多い部分ですよね。
内張りは4色展開なのですが、妻は飽きが来ないようにと直前までブラウンを購入予定でした。
ところが店員さんが実際に奥から出してきてくれた4種類の実物を見ると・・・。
フューシャというワインレッドのようなカラーに一目惚れ(笑)
少し悩んだものの、フューシャお買い上げとなりました。
私もこの選択には賛成で、何というか伝統の重みと現代の華やかさが融合したような見た目は本当にカッコいいなという感想です。
ポルトフォイユ・サラの札入れ
ポルトフォイユ・サラの札入れは小銭入れの両脇にマチが付いて2か所。
お金の仕分けもしやすく大変使い勝手が良いとの事。
フラップを押し戻してのアクセスとなりますが、それは全然気にならないらしく、かえって以前に使っていた全面ファスナーのタイプは札が引っ掛かってやぶれた事があり、出し入れに気を使わなくなって好印象だそうです。
ポルトフォイユ・サラの小銭入れ
こちらは深くて少し小銭の確認がしずらいと言っています。
というか、私の見立てでは妻は財布に変な型が付くのを恐れるあまり、グイッと思い切って開いてないからなのではとも思えます(笑)
ただ、小銭入れにはマチが無いので本当なのかな?
ポルトフォイユ・サラのカード入れ
主婦の妻としては長財布のカード収納力が外せなかったそうで、昨年リペアで復活を遂げたポルトフォイユ・エリーズ(二つ折り財布)では収納数が足りなかったそうです。
その期待通り、ポルトフォイユ・サラはそれぞれの札入れ側面に6枚ずつ、正面のフラップ下に4枚、合計16枚収納の大容量。
スーパーやドラッグストアのポイントカード、各種会員カード、クレジットカードに免許証と主婦の所有カードはすごい数ですからね。
妻も文句なしに大満足との事。
心配事は出し入れの際の財布へのダメージのようです。
確かに私視点でも札入れ側面のカード入れは一枚革をカットしただけのタイプですので端が痛まないかなと心配になります。(妻には言いませんが)
ポルトフォイユ・サラのその他収納
ポルトフォイユ・サラには背面とフラップ側カード入れ背面にも横幅分のポケットがあります。
レシートや領収書の一時保管、病院での保険証や診察券の一時保管、用途は色々ありそうですが、型崩れを気にしてか、妻はあまり使ってないようです(笑)
ガシガシ活用しないともったいない位に機能面でも考えられていると思いますよ。
イニシャルホットスタンピングはどうする?
ヴィトンでは製品購入者に無料でイニシャルホットスタンピングという文字刻印サービスを行っています。
フォントは既定ですが、サイズは3種類、カラーは金、銀等10色から選べますよ。
妻も迷ったようですが、最終的には刻印してもらっていました。
このサービスのメリットは
・自分の物になったという所有欲を満たせる。
・紛失、盗難時に自分の物だという事を証明しやすい。
・みんな同じデザインの中で個性を主張できる。
といった所でしょうか。
対してデメリットは
・リセールバリューの低下。
・デザインが変わってしまう。
あたりですね。
妻は売るつもりなど毛頭無いようでしたし、ヴィトン製品に自分のイニシャルが刻まれる事に満足感が勝ったそうです。
ちなみに妻が選んだのは一番大きなフォントの金文字です。
刻印位置も自由に選べましたが、妻は右利きでフラップを右手で開ける事が多くなるらしく、店員さんのアドバイスは手に触れにくい左側上部。
色落ちを考慮したという事ですね。
なぜAmzon、楽天等は正規店よりも価格が高いのか
Amazonや楽天、インポートショップ等、ヴィトン直営店以外で売られているヴィトン製品って本家よりも高い事が多いですよね。
妻も色々と物色している期間、不思議で首をかしげていました。
こちら、理由は明白で、本家ルイヴィトンは直営店以外に製品を卸す事は無く、他店で出回る正規品は直営店経由(定価)なのだと私は想像します。
並行輸入なら円安も影響してきますね。
つまり、ある程度の金額を価格に上乗せしなければ利益が出ないシステムという事です。
それなら皆さん正規店で定価で買うでしょうし、こういったショップの存在意義は?となりますよね。
でも需要はあるのだと思います。
例えばお気に入りのモデルのこのカラーが欲しいとなった時、直営店にその在庫がなかったら。
来週の日曜日のクラス会にどうしてもその製品のそのカラーを持って行きたいとなった時。
正規品なら、おそらく少し高くても買ってしまうというのが人の心理なのではないでしょうか。
定価よりも高い値段で買うのは腹立たしいでしょうが、そんな緊急事態のためにこういったショップはあり続けるのではと私は思っています。
ヴィトン ポルトフォイユ・サラを買った妻の感想まとめ
財布に限らず高価な物を買った時、庶民的な感覚を持っている人ならば浪費した罪悪感と手に入れた満足感との狭間で揺れますよね。(妻です)
でも、このポルトフォイユ・サラを購入した直後の妻の表情や所作は本当に印象的で、帰り道の車内で何度も箱から出して眺めたりして子供の様でした(笑)
機能や実用だけではない何かがこの財布には宿っているのですね。
私としてもそんな嬉しそうな妻を見られてとても満足です。(お金は出してませんが)
散々実用面のレビューをしておいて何ですが、ヴィトンのポルトフォイユ・サラ、値付けの落としどころといい、ヴィトンの製品を持つ満足感といい、本当に絶妙なポジショニングの優良製品だと感じました。
自分へのご褒美にいかがですか?