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LEDLENSER P7R 10年使ったエンジニアの感想

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仕事でLEDLENSERシリーズのLEDライトを使い始めて10年になります。

ハンディタイプのライトは初期M7Rを皮切りにマイナー後のM7R、そしてシリーズ廃盤に伴い昨年秋から現在のP7Rを使って3本目になります。

ちなみに私の仕事は大規模プラントのメンテナンスからオペレーション、システム構築と多岐に渡るのですが、点検作業等では日常生活では体験しえない状況も多いです。

そんな状況下の中、私を含め同僚達の信頼も厚い7Rシリーズ。

でもレッドレンザーのライトってLEDのハンディライトとしては中々高価ですよね?

ではなぜ使い続けるのか?プライベートでも使っているの?等々

そのような疑問にお答えしつつP7Rの使用感をお伝えしたいと思います。

使用期間が一番長かったのはM7Rですので、感想はP7RだけでなくM7Rを含めたものになりますが、P7RはM7Rの進化形です。

P7Rになって光量(ルーメン)が強化されている以外はほぼ同じですので、すべてP7Rのレビューとして読んでもらって大丈夫です。

こちらは今年発売された最高級モデル、P7R Signature↓

LEDLENSER P7Rを使った評価と感想

LEDLENSER P7R外観

仕事の装備品としてレッドレンザー製のフラッシュライトを採用したのは10年程前です。

このライトの性能が用途としてニーズに合致したため装備品として導入しました。

このライトの一体何が優れているのか、残念な点は無いのか、順番にご紹介します。

スポットの照射能力が桁違い

P7R スポット側

導入理由の筆頭は当時新設された設備の巨大な容器内の暗闇を照射するために、それまで常用していた充電式の懐中電灯では役不足だったからです。

このライトは焦点を調整する機能があるのですが、スポット(集光)側に寄せた時の照射能力が桁違いなのです。

暗闇を貫く能力というのでしょうか、容器の内部には様々な個体、液体、気体がある状況下での光の貫通能力です。

それまで電球のライトしか使用した経験のなかった私には衝撃的でした。

暗闇で点灯状態のこのライトを振ると、まるで光の柱を振り回しているような錯覚に陥ります。

夜空に照射したP7Rの光

試しに高層階から数百メートル離れた隣接した建物を照らす場合でも光は届き、近所迷惑になるレベルです。

この能力によって、仕事ではこれまで観察できなかった状況を逐一把握できるようになり、設備の運用と内部確認は飛躍的に楽になりました。

オフィシャルな工業ユースでの感想ですので、一般生活レベルでの用途ではどうか・・・

言うに及ばず、その性能はどんな用途だとしてもお釣りが来るはずです。

レッドレンザーP7R諸元表外箱裏に記載されている諸元表です。

P7Rの光量は強烈です。(M7Rからの強化がハッキリ分かります。)

故に、暗闇での腕時計の確認、書類の確認等は照射角度を考慮しないと一瞬視界を失います(笑)

光の色味が完全な白色ではないメリット

P7RとWsiiroonの色味の違い

LEDフラッシュライトの光は色温度の高い完全な白色の光というイメージですよね。

P7Rの光も白色ですが、私の所持する安価な他のLEDライトと比べると若干黄色味掛かっています。

技術的には完全な白に出来るはずですが、何故この色味が採用されているのか・・・

これは完全に私の推測なのですが、LEDLENSER社はあえてこの色味にセッティングしているのだと思います。

経験上感じる白色光の弱点として、水蒸気や煙といった白色の気体に照射すると光が反射してまい、透過しづらいという特性があります。

車を運転する方には分かってもらえると思うのですが、最近の車もLEDやHIDといった白色光が全盛ですが、フォグランプ(補助灯)はわざと色温度を下げて黄色味掛かった色を採用している車が多くありませんか?

それは濃霧吹雪といった悪天候下での視界確保のためだと私は思っています。

これと同じ理由ですね。

ロンゴ
ロンゴ
違ったらごめんなさい(笑)

私は仕事上、そういった状況下でも使用しますのでこの色味に大変満足しています。

充電ユニットが一体化されたパッケージングが秀逸

P7Rの内部バッテリーユニット

18650リチウムイオン電池を採用しているLEDフラッシュライトの多くは、電池を取り出して別の充電器で充電するタイプが多いですよね。

この方式は充電頻度が増すとすごいストレスだと思いますよ。

P7R充電開始前これ以上近づけると磁力でくっついてしまいます。

P7R充電中吸着して充電中。完了するとサインは赤から緑に。

対してP7Rは後方のスイッチ部分が金属の接点となっており、付属のマグネットアタッチメントに近づけるだけで磁力で吸着して充電を開始します。(結構な磁力)

私の業務内容だと一週間は電池が持つので休日にしか充電しませんが、デスクに戻る度にアタッチメントに付ける同僚も居ます。

その動作は実に自然で、「さあ充電するぞ!」といった気負ったものではありません。

これが分解して充電するタイプであれば同僚もそうはしないはずです(笑)

付属のアタッチメントホルダーにセットしたP7R

私はデスク上にアタッチメントを固定せず出していますが、付属のアタッチメントホルダーと組み合わせれば壁やデスク上でも定位置として収納出来ますよ。

ライト本体の問題ではありませんが、選択肢の広がる便利な付属品だと思います。

弱点はスイッチユニットへの衝撃

P7Rのスイッチユニット

仕事では結構ハードに扱うのですが丈夫です。

会社でこのライトを愛用する同僚は多いのですが、完全に点灯しなくなったという事案は聞いた事がありません。

完全にと言ったのは、落下や衝撃で接触が悪くなるというケースはよくあるのです。

これはこの手のクリック式スイッチを持つライトの泣き所と言ってもいいかもしれません。

接触というか接点が甘くなり、点灯中に消灯する振る再点灯、という頻度が増していき、どこかであきらめて更新となるのです。

過去に使ったM7R2本はどちらもこの不具合頻度が増加して、しょうがなく更新となりました。

ナナ
ナナ
落とすからだよ

付属品の変更が残念

M7Rから正統進化を遂げたP7Rですが、付属品に関して今回のモデルチェンジで改悪と感じた点が二つ程あります。

それは次の2点

  • 充電器が同梱されなくなった
  • 付属のホルダーがプラスチック製からナイロン製になってしまった

私は以前使っていたはM7Rの充電器を使っていて問題ありませんが、このシリーズを初めて購入する方はご留意を。

やはり100Vコンセントを使えないのは不便ですよね。

ただ、以前の充電器もUSB接続の5V1.0Aの一般的な物なので、スマホの充電器が使えますね。

ホルダーは悪いというより好みですね。

私はベルトに固定する際、ライトにスパイラルコードを付けていますので従来の方式が着脱もしやすく好みです。

P7R用にメルカリやヤフオクで中古の充電器を探す方に注意してほしい点があります。

M7Rの充電器はマイナー前後で方式が違います。

正しく言うと充電器は同じですが、マイナー前のM7Rは磁石のアタッチメントが違います。

これは充電経過のサインがマイナー後にアタッチメントから本体に移ったためで、マイナー後の物であれば同一です。

激安LEDライトとの違い

Wsiiroon XML-T6外観

LEDの良さを会社で知り、プライベートでもフラッシュライトを愛用していますが、こちらはWsiiroon XML-T6というモデルです。

Amazonで2本セットで1500円程のお買い得品です。

え?何で信頼しているLEDLENSER製にしないのかって?

ロンゴ
ロンゴ
高いからです(笑)

会社では業務上使うものなので、少々高価でも消耗工具費で決済してくれますが、我家ではおそらく承認されないでしょう(笑)

実際、家での用途は停電時の備えと趣味の車いじりバイクいじりに使う程度です。

LEDLENSERはちょっともったいないです。

家で使うのであれば光量、電池持ち等、こ、こちらのライトで必要充分ですよ・・・

ナナ
ナナ
負け惜しみ

こちらのライトのレビューも書いていますので合わせてどうぞ↓

Wsiiroon XML-T6をレビュー 地震、停電の備えに突然の地震や停電、怖いですよね。 私は北海道在住で2018年9月6日の北海道胆振東部地震でブラックアウトを経験しています。 ...

プライベートで使っている充電器はこちら↓様々な電池に充電できます。

レッドレンザーP7Rのレビューまとめ

レッドレンザーの外箱ロゴ

会社でこのライトを愛用するのにはもう一つ理由があります。

それはメンテナンスに携わる者としてしっかりした物を使いたいという意識というか願望です。

見栄とも言いますかね?(笑)

ヤフオク等に出ているような中華製は会社の資材部に発注しづらいというのもありますが、保守部門の人間が製造元不明の怪しげな格安品を愛用しているのはいかがなものかという勝手なこだわりです。

あ、仕事上の話です。家ではそんなことを言っても通用しませんから(笑)

仕事での使用をお考えの方には実用性、信頼性、ネームバリューとも大いにおすすめしますが、日常生活でも採用候補に出来る方はとても幸せな方です。

実用品としての満足感以外に、その美しいフォルムで優秀なツールとしての所有欲も満たしてくれますよ。

これからもずっと使い続けたいです。(仕事で)

こちらは今年発売された最高級モデル、P7R Signature↓