お子さんの成長記録を撮り溜めてきたビデオテープ、クローゼットに仕舞ったままになっていませんか?
世代によって記録方式はVHS、8mm、MiniDVと様々でしょうが、たまに見たくなってもケーブルやら電源やらの接続があってどうもお手軽ではありませんよね。
それでも見ることが出来るうちはまだいいのです。
どのタイプだとしても再生するビデオカメラは現在生産されていないので壊れたら終了ですし、磁気テープも経年劣化やカビで見られなくなる可能性があります。
大切なお子さんや家族の映像記録、もし失ったらお金では元に戻せません。
という私はアラフィフ会社員、子供は今年大学を卒業したMiniDV世代です。
妻の妊娠中から撮り溜めたMiniDVテープも、いつかDVDにと思いつつ今までそのままにしてきました。
しかしこれではいけないと色々と考えた結果、思い切ってビクターダビングサービスを利用して全22本をDVDにしてみる事に。
この手のサービスをを利用する際、その会社の評判や口コミが気になりますよね。
私もそうでしたので、この記事では私がどうしてビクターダビングサービスを選んだのか、そして作業品質はどうだったのか等の感想を綴っています。
また、ネットでの注文が不安という方のために依頼方法の解説もしていますので是非参考にしてみて下さい。
撮り溜めたビデオテープをデジタル化したいのだけれど中々きっかけが・・・という方。
是非この機会にチャレンジしてみませんか?
もくじ
ビクターダビングサービスを利用した感想
まずは結論から書きますと、本当に決断して良かったと大変満足しています。
MiniDVテープ22本、実に15時間もの映像でしたが、出来上がりのチェックも兼ねて改めて見てみると、子供が小さかった頃の思い出が走馬灯のようによみがえります。
自分たち家族が生きてきた証というと大袈裟かもしれませんが、この映像記録を現役の記録メディアで残しておけるという安心感は心底プライスレスでした。
今度再生するのは定年後か、子供が孫を連れてきた時か、そう何回もないような気もしますが、私達夫婦が居なくなった後でも再生できる物にしてあげる事ができました。
いつかお子さんが結婚式を挙げるなら、ウェディングムービーの制作にも小さい頃の映像を求められそうですよね。
その時にDVテープを差し出すのは製作者泣かせですよ(笑)
映像は誰でも扱えるDVDで渡してあげるのが親切です。
すぐには出来ないので今のうちに準備しておきませんか?
実際にかかった費用と期間
今回の依頼でかかった費用と期間を解説します。
DVD化にかかった費用
ビクターダビングサービスより引用
今回、MiniDVテープ22本を22枚のDVDにダビングして頂いたのですが、費用は20,900円でした。
厳密には神奈川の工場までゆうパック元払いでテープを送付しましたので、60サイズの送料は別にかかっています。
ビクターダビングサービスでは依頼本数が多くなるほど単価が安くなる値段設定になっており、今回の依頼本数では1本あたり950円です。
私が送ったMiniDVテープは運良くテープ切れやカビ等も無く、基本料金のみの請求だったのですが、作業に支障の出る不具合は有料で補修して作業を続行してくれます。
DVD化にかかった期間
2020/4/8先方到着の5/17受け取り、暦上で約5週間です。
申し込みした時点で、私の依頼した本数22本の作業完了期間の見積もりは4週間という事だったのですが、実際にテープを発送し、到着したのが関東に新型コロナウィルスの緊急事態宣言が発令された翌日でした。(平時であれば納期は2週間だったようです)
GWを跨いだ事もあり、作業完了のメールを受け取って実際にDVDを受け取ったのは暦上で5週間後。
営業日と緊急事態宣言による生産調整を実施していたという事を考えれば思ったよりも早く来た、というのが率直な感想です。
現在HP上のアナウンスでは業務過多で納期が4カ月以上先となっているらしいのですが、間もなく通常作業ができるようになれば納期も前倒しされるのではないでしょうか。
もっとも、私もこの記事を読んでいるあなたも何十年も手を付けずにいた案件、今更少し時間がかかったところで誤差の範囲です(笑)
2022年2月現在の状況は公式HP上では、依然納期4カ月となっていますが、実際の所6週間程で納入されているようです。
とはいえ現在もこのような状況ですので、各自確認されるのが間違いないですね。
数あるダビングサービスからビクターを選んだ理由
出典:ビクター公式HP
ビデオテープをDVDにダビングするサービスを提供している業者は実に多彩で、誰もが知っている有名な会社から小規模な業者まで実に様々です。
その中からビクターダビングサービスを選んだ理由をお話しします。
誰もが知っている社名に対する安心感
信頼性という観点から、まずは会社としての知名度を考慮しました。
候補として検討した同業他社は、某大型電気店、某大型カメラ店、某大型フィルムメーカー等ですが、その中でもビクターという社名を知らない日本人はいないでしょう。
大切な思い出のテープはプライスレス。
紛失、破損等、万一の事があったら絶対に取り返しがつきません。
お金には変えられない大切な物を一定期間預ける訳ですから、この部分は自分や家族を安心させるためにも重要視しました。
ダビングの値段設定が予算に合致した
実際にダビングサービスを依頼するといくらかかるのか?
当然業者選びの大切な要素、というかここが一番気になるといっても過言ではない部分ですよね。
この手のサービスの値段設定は3段階に分かれていると言えます。
1,500~2,000円の高額タイプ、1,000円前後のバランスタイプ、500円前後の激安タイプとあるのですが、迷いますよね?
高額タイプは有名企業が多く、信頼出来そうですが、依頼本数が多い人ほど総額を計算して萎えてしまうと思うのです(私です)
逆に激安価格を売りにしている業者はというと、確かに安い・・・、しかし本当にこの知らない業者に大切なビデオテープを預けて大丈夫?という不安がぬぐい切れないのではないでしょうか?(私です)
そこで選んだのがビクターダビングサービスです。
1本1,150円(税込)から本数が増えるほど単価が安くなっていく設定です。
今回の私の場合は22本でしたので、1本あたりの単価は950円(税込)、総額20,900円(税込)でした。
私がこのくらいで収めたいと思っていた予算にバッチリ合致したのです。
自分でダビングするという選択肢
ここまで読んで、パソコンやブルーレイレコーダーで自分でやれば費用はもっと安く済むのでは?と考えた方も多いはず。(私です)
自慢ではありませんが、私、この手の作業は大好きです。
上の記事を読んでもらえば分かるのですが、MiniDVテープをパソコンに取り込む環境もDVDにする知識も持っています。
しかし足りない物が・・・、それは時間です。
ビデオテープをDVDにするには上の記事の作業の他にオーサリングとディスク書き込みという作業があります。
この作業にかかる時間はパソコンのマシンパワーと元ファイルの形式に依存してきます。
こういう作業が大好きと豪語する私がダビングサービスを利用するということは・・・そういう事です(笑)
ですから、自分で作業するのは子供の分の22本以外、自分の趣味で撮った数本のみにする事にしました。
他にやりたい事も多く、適正な価格ならばプロに依頼するのが賢明と判断したのです。
ビクターダビングサービスへの依頼方法
ネットでの依頼を不安に思っている方も居られるかもしれませんので、今回私が依頼した工程を順を追って解説したいと思います。
まずはビクターダビングサービスのHPへアクセスします。
「お申し込みはこちらから」をクリックすると依頼本数を選択する画面になりますので入力します。(今回の私は22本)
依頼本数を決めたら「お申込み」をタップします。
「市販ソフトではありません」と「利用規約に同意する」を選択して「お申し込み」をタップします。
依頼本数と金額を確認後、個人情報を入力して決済画面に進みます。
ご希望の決済方法を選択して配送方法を確認したら「次へ」をタップします。
※クレジットカード決済の場合、請求はDVDが到着した後です。
注文番号は何かあった時の問い合わせのためにスクショを保存しましょう。
記載したアドレスに送られてくるメールに送付先住所が載っていますので、この住所当てにビデオテープを発送します。
発送業者は何処でも構いません。60サイズで梱包出来ますよね。
送料は自己負担です。
荷物が無事到着したら、改めて作業を開始する旨のメールが届きます。
ここで実際にビクターダビングサービスにテープを送る方にアドバイスを一つ。
画像で何となくお分かり頂けると思いますが、私はすべてのケースラベルに日付、もしくは子供の年齢等を記載していました。
ビクターダビングサービスではこういった情報を手掛かりにDVDにナンバリングしてくれるそうです。
おかげで子供の成長の通りに、01、02とナンバリングされたDVDが納品されました。
内容映像のタイムスタンプでソートしてくれる訳ではないそうなので、テープラベルに情報を全く記載していない方は、出来る限りご自分で確認してテープにナンバリングする事で、出来上がりのDVDも年代順に仕上がってきますよ。
そうは言っても、幾度かのお問い合わせにはとても親切に返答してくれましたので、テープの内容が確認できない方等には善処してくれそうな気もします(笑)
全てのビデオテープがDVDになった感想
最後に子供の成長記録の映像すべてを無事にDVDにダビングできた感想ですが・・。
20年来の懸案事項を解決出来て、付き物が取れたような清々しさです。
デジタルデータにさえできれば後はどうにでもなります。
私は出来上がったDVDをパソコンのハードディスクにすべてバックアップして、圧縮した映像を妻のスマホに入れてあげ、遠くに住む子供にはGoogleドライブに入れて見られるようにしてあげました。
皆とても喜んでくれまして、久しぶりに家族に感謝された気がします(笑)
いつか、と思っていると私のように延び延びになってしまいますよ。
是非この機会に家族の思い出をバックアップしておきましょう!
今回、ひとつ気になってビクターダビングサービスに問い合わせた件があります。
ビデオテープの映像をDVDにダビングするのですから、再生された映像をアナログキャプチャーというのが通常だと思うのですが、MiniDVだけはIEEE1394ケーブルでデジタルデータとして扱えるのが売りです。
ビクターダビングサービスではどのように作業するのでしょうか?
問い合わせの答えはS端子を使用したアナログキャプチャーとの事でした。
と言っても自宅でデジタルコピーした映像と全く区別はつきませんでした(笑)
とてもきれいに仕上げてもらいましたよ。
担当してくれた方の受け答えも明確で、スキルの高い方なのだと想像出来ました。