パソコンに入っているお気に入りの動画ファイルをリビングのテレビで見たいと思った事ありませんか?
NetflixやAmazonプライムビデオ等の動画配信サービスをリビングのテレビで楽しんでいる方ならお分かりだと思うのですが、あんな操作感でサクサクと手持ちの動画ファイルをリビングのテレビでも見れたら快適ですよね。
でも、我家のようにリビングのテレビが古いと、パソコンの中のMP4ファイルをテレビで見るにはDVD-RかBD-Rに焼いてレコーダーで再生というのが一般的です。
面倒ですよね。書き出し作業も面倒だし、溜まっていくメディアの管理も大変。
そもそも最近の私はVODの影響でメディアの入れ替え自体面倒と感じるようになりました。
この悩みを解決するにはいくつかの選択肢があるのですが、今回その中の一つを私が実際に試しているので、その感想をご紹介します。
パソコンの動画ファイルをテレビで見る良い方法ないかな、と思っていた方は是非参考にしてみて下さい。
もくじ
動画ファイルをテレビで見る現実的な選択肢
現在、リビングのテレビでmp4ファイルを見たいなら現実的な選択肢として下の三つが考えられます。
- テレビを外付けHDD内のMP4ファイル再生対応の物に買い替える
- FireTVstick+PowerDVDの組み合わせでネットワーク上のパソコン内MP4ファイルを再生
- メディアプレーヤーを購入し、外付けHDDのMP4ファイルを再生
テレビを買い替える
まず、一番手っ取り早く、スマートなのはMP4ファイルの再生に対応したテレビに買い替える事です。
もしもテレビの更新時期の方はこの方法がベストだと思いますよ。
ただ、そうではない人(私です)にとってはテレビの購入は金銭的にもなかなかハードルが高いですよね。
テレビってあまり流行がある訳でもないですし、我家も10年前のテレビですが壊れるまで使う予定です(笑)
そしてこの選択の難しい点として、各テレビメーカーのMP4ファイル対応可否の情報の少なさがあります。
価格.comなんかで値頃感のある製品を見つけても、そのテレビがパソコンでNTFSフォーマットされたハードディスクに記録されたMP4ファイルを再生できるかどうかはまず分かりません。
あまり需要が無いのか、各メーカーともこの機能の可否を前面に押し出して紹介していないんですね。
実際、ググってもなかなか満足のいく機種情報等は出て来ません。
そこで私は実際に家電量販店で現在売れ筋のモデルに自前のSSDを接続してMP4再生の可否を判定した記事を書いています。
この機能を実装したテレビが欲しい方は下の記事を参考にしてみて下さい。
パソコンとのホームリンク
その次の選択肢としてPowerDVDとFireTVStickを組み合わせてパソコンをサーバーとしたストリーミング環境を作る事。
この環境、実は我家にはあるのですが少々問題があり活用しておりません。
そもそもリビングで動画を見ようと思い立った時に別室にあるパソコンを立ち上げに行くのはナンセンスですし、Windowsのホームネットワークは本当に不安定なんです。
家中の接続機器が見えたり見えなかったり、パソコンのHDD内のファイルを扱うにはファイラー機能が今一つだったりと少々実用に堪えません。
PCネットワークに不慣れな家族にはとても扱えないと思います。
ただ、PowerDVDはDLNAのクライアントとしては優秀です↓
メディアプレーヤーを導入する
そして今回私が導入した方法、メディアプレーヤーを購入するという選択。
こちら、実に様々な機種が発売されていますが、私が購入したのはITPROTECH MediaWave nanoという製品です。
この製品を導入すれば、MP4の動画ファイルをリビングの古いテレビで見たいという要望が叶いますよ。
さっそく次章でこの製品の感想と考察をご紹介したいと思います。
※現在この製品は販売が終了しています。
もし私が今買うならソニーのメディアプレーヤーBDP-S1500一択です↓
ITPROTECH MediaWave nanoを選んだ決め手と使った感想
まずは数あるメディアプレーヤーの中からどうしてこの製品を選んだか、ですが。
実はこの手の製品群はほぼ中国製でして、Amazon等の口コミ評価も実に様々、地雷の気配がプンプンするカテゴリーでもあります(笑)
そんな中で一番安価な価格帯の製品群は口コミも阿鼻驚嘆、かなりの修羅場模様でしたので、若干価格帯が上で評価が安定していたこの製品を選んだ訳です。
それに車の中でも使ってみたいという欲求もあったので、12Vのシガーソケット電源が同梱されているというのも購入を後押ししました。
この製品を車の中で使った感想は下の記事でどうぞ。
で、肝心の感想なのですが、概ね満足です。
もちろん当初の要望はクリアできていて満足なのですが、どんな製品でも良い点悪い点がありますよね。
もちろん私の求める環境での私の主観なのですが、似たような考えの方には参考になると思いますので、以下に紹介するメリット、デメリットを参考にしてみて下さい。
満足な点
- OSがLinuxで動作、表示が安定している
- 文字化け等も無く中国製を意識させられない
- MicroSD、USBメモリー、HDD、SSDと記録メディアを選ばない汎用性
- HD映像が本当に奇麗
- 豊富な接続方法で環境を選ばない
- 本体が手のひらに収まるサイズで主張していない
製品としての安定感、操作性は抜群で、OSがLinuxという事もありPCライクに扱えます。
日常的にパソコンを使う方には違和感なく扱えると思いますよ。
映像も奇麗ですし、常設にするメディアサーバーとしてのコスパは抜群です。
残念な点
- 端子の作りが少々雑
- レジュームの動作が少々謎
- メディアシークで番組内を移動できない
強いて難点をあげるとするならば上記の3点。
ハード的にはUSB端子の作りが少々雑というか、キッチリ押し込むと認識しないんです。
最初SSDが通電しないので外部電源が無いとだめ?と焦ったんですが、抜き差ししているうちに少し浅めに差すと正常認識しました。
こちらは個体差なのか、気になる方は初期不良案件かもしれませんね。
私は使えるので気にせず使っています。
ソフト的にはレジューム動作が説明書と違って上手く行かないです。
再生の度に最初から始まるのですが、レジュームの認識が間違っているのかな?
それとパソコンソフトやFireTVStickでは当たり前のメディアシークができない点が残念です。
進捗バーが出て好きな場面をサーチ出来るあの機能です。
お気に入りのシーンを飛ばしながら見たい時に不便なんです。
MediaWave nanoの使い方
接続方法、使い方で迷うような要素は無く、シンプルです。
付属のHDMIケーブルを本体、テレビのHDMI端子にそれぞれ接続、コンセントに電源コードを差し込んだら準備OKです。
接続する記録媒体ですが、我家は使っていなかった外付けのSSD128GBを常設しています。(外部電源も必要ありません)
※ファイル名はイメージです
使い方も簡単で、内部のファイルを選んで再生ボタンを押すだけ。
と、こんな感じで常設の動画ライブラリーの完成です。良い感じですね。
細かな設定もできますが、こだわりのある人以外デフォルト設定で問題ありませんよ。
※現在この製品は販売が終了しています。
もし私が今買うならソニーのメディアプレーヤーBDP-S1500一択です↓
もうDVDやブルーレイは要らなくなる?
※映像はイメージです
実をいうと私、数年前までは安定感、その他の活用性の観点からストリーミングよりもレンタルDVD派でした。
ですが、AmazonプライムビデオやNetFrixを契約してからというもの、本当にレンタルDVDを借りなくなってしまい、今回の環境グレードアップで益々疎遠になりそうです。
やはり動画は見たいと思った時にリモコン一つですぐに再生、違うのが見たい時もリモコンで選択するだけ、というのが最高ですね。
もちろん光学メディアもまだまだ活用するシーンはありますが、本当にレアケースになりそうです。
メリット、デメリット、色々と書きましたが、要は慣れもあると思いますので使い込んで行けばどんどん馴染んでいきそうですよ。
テレビが古くてこんな環境をあきらめていた方は是非体験してみて下さい。
もうメディアを入れ替える生活には戻れなくなりますよ。
※現在この製品は販売が終了しています。
もし私が今買うならソニーのメディアプレーヤーBDP-S1500一択です↓