車の中で音楽ライブや映画等、お気に入りの映像を観る方法はどうしていますか?
カーナビが新しい方はSDカードやUSBメモリーにMP4ファイルをコピーして視聴するのでしょうね。
でも、私のように10年以上前のカーナビを使っている方はどうですか?
我家のナビはcarrozzeria AVIC-HRZ008という2008年製の年代物、「楽ナビ」シリーズの初期モデルです。
USBメモリーは別売りケーブルで認識するのですが、動画ファイルや音楽ファイルを再生出来る仕様ではありません。
仕方が無いので私はDVD-VIDEO形式にオーサリングしたDVD-Rで動画を見ています。
オーサリングもメディアの入れ替えも本当ーーーに面倒です!(笑)
古めのナビを使っている方は似たような不満を抱えているのではないでしょうか。
ミュージックサーバーの機能のように動画も画面上で選んで次々と再生したいですよね。
もちろんナビを買い替えれば解決なのですが、地図は問題無いのだから車を買い替えるまでは今のナビを使い続けたい所です。
そこで、動画をMP4ファイルのまま快適に視聴するためにメディアプレーヤーを導入してみました。
カーナビが古くて動画のファイル再生をあきらめていた方は是非参考にしてみて下さい。
もくじ
ITPROTECH MediaWave nanoを車内で使う準備
このメディアプレーヤー、元はと言えばリビングのテレビで動画をファイルのまま見たくて購入した物なのです。
ですが、車載も出来るように12Vのシガーソケットとアナログケーブルも同梱されています。
せっかくなので、こちらの線は車内に常設する事にしました。
お使いのナビの裏に画像のような端子がありませんか?
赤白(音声入力)、黄(映像入力)が全部で3本、外部入力端子です。
これがあるナビはほぼ間違いなくこの製品でメディア視聴できますよ。
もちろんアナログ接続なのでHD映像等の奇麗さは無いのですが、この世代の液晶解像度はお察しのレベルなので気になりませんよ(笑)
後は当然シガーソケットの空きですが、見えなく配線したい方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
我家の70系ノアに設置するとすればこんな感じになりますが、配線を内部に通すのは内張りを結構な範囲で外す事になりますので、しっかり動作確認した後が良いですね。
※現在、こちらの製品は販売終了しています。
下の様な車載電源コードを使えば類似製品はほぼ対応できますよ↓
ITPROTECH MediaWave nanoを外部入力で使う
ナビの外部入力にアナログケーブル3本をつないでVTRを選べばOKなのですが、楽ナビはデフォルト設定でVTR項目がOFFとなっています。
忘れずに設定画面からOFF→VTRとしましょう。
家の中では外付けのSSDを使っているのですが、車内という事でコンパクトさを追及してMicroSDカード16GBにMP4ファイルを用意しています。
家のテレビとメニュー画面の表示を比べると画質が少々残念ですが、映像になると全然許容範囲です。
※ファイル名はイメージです
※映像はイメージです
あと、画面をタッチしそうになりますが、操作はすべて付属のリモコンです。
向けるのは楽ナビではなくメディアプレーヤーの方ですよ(笑)
※現在、こちらの製品は販売終了しています。
下の様な車載電源コードを使えば類似製品はほぼ対応できますよ↓
MediaWave nanoの車内での評価
こちらの製品はすでに家の中で使っており、性能や使い勝手は同じく満足しています。
ただ車内での使用で若干評価が変わる部分もありますので、改めて車で使った場合の評価もご紹介します。
良かった点
- DVDの入れ替えをしなくて済む
- ファイルの入れ替えはパソコンでドラッグアンドドロップ
- SDカード、USBメモリー、HDD、SSDと対応メディアも多彩
- 古いナビは音楽再生もこちらが便利かも
- レジュームはオートプレイを「ムービー」にして解決?
良い評価は家で使った場合と似ていますが、車ならではの評価は最後の二つです。
今回の試みはMP4等の動画を快適に観るがコンセプトですが、MP3等の音楽ファイルもこちらの方が快適かもしれません。
古い楽ナビは音楽の取り込みもCD限定ですので、何十曲もの長いプレイリストを一気に取り込めないんですね。
でも、この方式だとフォルダ単位で扱えるため無限に曲構成を増やせます。(CDを作らないので80分を意識する必要が無い)
そして、家では上手く行かなかったレジューム機能。
エンジンを切って、再始動した時には前回位置から始まって欲しいですよね。
オートプレイの設定をオフ→ムービーとする事で続きから再生されます。
うーん、これを家の中で再現できないんですよね・・・、コンセント抜いて見るのやめたりしないですよね(笑)
残念な点
- USB端子以外にAV端子の接触も少し不安定
この製品、家の中で使った時にも少し触れているのですが、USB端子を深く差しすぎると通電しないという難点があります。(外付けSSD使用時)
今回は車中でアナログ端子(AV端子)を使用しているのですが、本体側の3.5mmジャックの接触が少し甘いです。
本体を動かすと映像が乱れたりします。(アナログなので切れないで信号が乱れる)
ただ、今回はしっかり据え付けていなかった事もあり、固定方法をしっかり考えれば問題は無いかと思われます。
古いカーナビでMP4動画を見る まとめ
※映像はイメージです
毎日の通勤や長距離移動、お気に入りの動画が次々と再生されていくのは本当に快適です。
地図とナビ機能に問題が無いのなら、もったいないので車の入れ替えまでは何とか今のナビを使い続けたいですよね。
こんな風に使えばまだまだ古いナビでも飽きずに使えますよ。
そういえば配線していて思ったのですが、どんなモニターでもHDMIかアナログの入力さえあれば使えるのですから、ヘッドレスト裏に別モニターを付けている方なんかは後部座席専用という使い方もありですよね。
長距離移動に飽きがちなお子さんが夢中になってくれるかも。
アイディア次第で色々可能性が広がります。
メディアプレーヤー、使ってみませんか。
※現在、こちらの製品は販売終了しています。
下の様な車載電源コードを使えば類似製品はほぼ対応できますよ↓
半導体不足で新車が手に入らない今、中古車市場がすごい事になっています。
古いからとあきらめず、自分の車の価値を確認してみませんか?↓