今年の春、私には少々贅沢かと悩んだ末に購入したニトリの電動パーソナルチェアLE01BK。
半年経った今も快適な座り心地と洗練されたビジュアルは変わらず、本当に買って良かったと思っています。
ただ、気になっていた事がありまして、購入した際、係の方に革製品をメンテナンスするレザーキットを同時購入することを勧められたのですが、後でと断って保留にしていたのです。
高価な椅子なので少しでも長く綺麗な見た目で居てほしい、今回、そんな思いから実際にレザーケアキットを購入して使用してみることに。
私もそうだったのですが、この手の作業、どのくらい付けて拭けばいい?とか、どのくらい塗ればいい?等、そもそも私にできる?まで、何かと不安になるものです。
そこで、実際に使って分かったコツや必要量、仕上がりの感想等をシェアしていますので、これからレザーチェアやレザーソファのメンテナンスを考えている人は是非参考にしてみて下さい。
ニトリ レザーケア キットの内容
ニトリで販売されているレザーケアキットには内容量75mlと50mlの2種類があり、今回私が購入したのは50mlタイプの方です。
それぞれの価格をグラム単価というかリットル単価で考えるとほぼ誤差で、多い方がお得というような設定にはなっていません。
有効期限の記載もありまして、2023年9月に購入した私のキットは2024年11月までとなっています。
つまり、単純に一人掛けなのか二人掛けなのかといった作業面積を考え、1年から1年半程で使い切れるタイプを購入するのが正解と言えます。
外箱と取説の間、向かって左からクリーム塗布用クロス、レザープロテクションクリーム、レザーソフトクリーナー、クリーナー塗布用スポンジとなっています。
レザーケアキット使用手順
一応、取扱説明書の冊子は入っていますが、見開きの2ページにクリーナーとクリームの原理、次の2ページに日本語での使用方法、残りは英語版と中国語版使用方法といったボリュームです。
一度読めば理解できる内容でした。
から拭き(ほこり落とし)
こちらは工程に記載されていませんが、やっておくのがおすすめです。
毎日お掃除を欠かさない方でも端の方にホコリが乗っていたりするものです。
この後クリーナー(液体)を塗布しますので、ちりやほこりは残っているとゴミのダマになります。
窓を開けて換気を良くし、タオルやハンディモップ等できれいにしてあげましょう。
レザーソフトクリーナーで汚れ落とし
さあ、ここからが本工程です。
いくらニトリ純正製品とはいえ、対象が高価なレザーチェア、やはり少し緊張しますよね。
ここはマニュアル通りに目立たない場所(フットレスト横等)で試してみます。
スポンジに2~3滴付けて泡立ててからこすると、どうやら揮発しやすい液体のようですぐに乾きます。
スポンジが新しいうちは延びないように感じましたが、平均すると約5滴で30センチ四方くらいの汚れを落とすことができます。
湿っているうちに乾いた布で泡と浮き上がった汚れを拭き取るとありますので、クリーニングをすすめていく作業面積としても適正なのではないかと思います。
後半になるにつれ、スポンジも湿ってきますので、泡立ち、延びともに良好になってきますよ。
画像は最終的に一脚クリーニングを終えた後のクリーナー残量です。
1か所、食べこぼしの跡が気になって3回ほどしつこく泡立て、こすりを繰り返しましたが、変色や色落ちというようなことはありませんでしたので、気になるところはしっかりこすっても大丈夫です。
結果は後半で。
レザープロテクションクリームの塗布
そしてここからが本番、レザープロテクションクリームを塗っていきます。
ニトリさんを信用はしていますが、こちらも一応フットレストの先に付けて具合を見ます。
クリーナーの時と一緒で最初はクロスが乾いているので延びが悪く感じますが、どんどん塗り進めていくとクロスが湿り出し、効率も上がってきますよ。
そして平均するとクリーナーと同じく、約5滴で30センチ四方に塗れます。
ちなみに入り組んだ所やひじ掛け、ヘッドレスト等の他よりも過酷な部位には二度塗り推奨とのことです。(乾燥後)
画像は全体の色が変わる程度に一度目の塗布が完了した後のクリーム残量です。
ニトリのレザーケアキットの効果と感想まとめ
今回、久しぶりに革製品のメンテナンスに挑戦したのですが、いつ以来でしょう、子供の頃のグローブ?いやバブルの頃の革のコートでしょうか、本当に久しぶりです。
ただ、いつも保湿クリームを塗った後の質感に満足するという感覚はいつも同じように覚えています。
今回もしっとりと艶やかに仕上がり、とても満足しています。
気になりがちな匂いも完全なこの手の保湿クリームには珍しく無臭でした。
そして、汚れが付いていた場所をクリーナーで何度もこすった場所ですが、薄っすらと跡が残って気にならないレベルだったのですが、プロテクションクリームを塗ったら分からなくなりました。
クリーナーとクリーム、それぞれの残量を見てもらうと分かると思いますが、クリームを局所的に二度塗りしたとしてもあと一回、合計2回メンテナンスできる容量ですね。
有効期限は1年後ですから、半年後あたりからよく観察して、次回のメンテナンス時期を考えたいと思います。
今回塗ったプロテクションクリームは塗布後すぐに使用できるそうですが、完全な能力を発揮するようになるのは48時間後だそうです。
他にくつろぐ場所もありますし、せっかくなので新品のようになった電動パーソナルチェア、二日間は観賞用にして愛でようと思います。(笑)