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Vantrueのミラー型ドラレコ M2を使った感想と実機解説

Vantrueのミラー型ドラレコ M2を使った感想と実機解説
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2022年現在、ドライブレコーダーはもはや車に標準搭載されるレベルで普及していますよね。

価格や方式も実に様々、種類が多すぎてどれか一つに決めるのも本当に一苦労です。

その中でも私が最近注目しているのは、ベンツのオプションにも採用されているルームミラー型のドラレコです。

私は今まで通算2台のドライブレコーダーを使って来ましたが、いずれも吸盤で取り付けるタイプの分離型で、ミラー型ドラレコは使った事がありませんでした。

今回、Vantrue社から2022年モデルの最新ミラー型ドライブレコーダー「M2」を提供して頂きましたので、実機を使用した感想をご紹介したいと思います。

Amazonの製品ページだけでは分からない部分を中心に、MicroSDカードの相性情報や最新のファームフェア情報も紹介しています。

VantureM2を購入候補に考えている方は是非参考にしてみて下さい。

最後に当ブログのお約束なのですが、商品提供を受けても盲目的な絶賛は致しません。

そういう条件でレビューを引き受けていますのでどうぞ安心して読んで下さいね。

ロンゴ
ロンゴ
忖度無しです

ミラー型ドラレコVantrue M2を使った感想

車内でリヤモニターとして使用中のM2

まず率直な感想として、ミラー型ドラレコの進化にちょっとビックリしています。

今までは記録されている映像が実用上問題無いのであれば、車内で詳細に確認出来る必要は無いと思っていたのですが撤回したいと思います。

何と言いますかこのM2、タブレットを車内に持ち込んで見ているような感覚なのです。

この鮮明な大画面は、最近小さな文字がつらくなってきた私(アラフィフ)には本当にありがたい。

後続車のナンバーはもちろん、設定画面の文字もハッキリと見えます。

昔からミラー型のドラレコはありましたが、鏡面の端に小さな映像を表示するモデルが主流でしたよね。

映像の画面サイズとしては分離型と変わらなかったため、当時の私の感覚ではミラー型にメリットを感じなかったのです。

それがどうでしょう、時代の進化はすごいですね。

この画面ならばパソコンが無くても映像の確認作業は問題無いですし、細かな設定を変更する作業も全く苦になりません

ちなみに先程タブレットと言いましたが、操作も画面をタップ、スワイプで行いますのでスマホ慣れした最近の私達にも全く違和感がありません。

ナナ
ナナ
使いやすい!

Vanture M2の取り付け

M2をルームミラーに取り付けた状態

本体の取り付けは既存のルームミラーにゴムバンドでしっかり固定されるので、今まで使っていた吸盤で取り付けるドラレコのデメリット、炎天下での本体脱落はありませんよ。

M2の後方カメラ取付状態

後方カメラは付属の両面テープかタッピングビスで行うのですが、ブラケットが2種類入っていますので、ほとんどの車種に対応できます。

私は脱落や角度が変わるのが嫌なのでタッピングビスを使用していますが、傷はもちろん付きますので、車のリセールバリューが気になる人は両面テープですね。

配線に関しても私の車はトヨタノアですが、コード長は充分に余裕がありました。

ちなみに私はこの手の製品はシガーソケットは使わずに運用しています。

見た目もスマートなのでどんなアイテムでもおすすめです↓

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M2のスペック概要と使うメリット

m2のスペック概要出典:Vantrue公式HP

こちらはM2のスペック概要ですが、ドラレコとして不足している部分は一切ありません。

逆に言うとどれを使っても同じとも言える最近の高性能ドラレコ、あえてM2を使う理由となり得るのが後方映像の常時表示です。

夜間の後方映像を映し出すM2

今まで使っていた分離型の小さな画面では、映し出される映像の内容は把握できず、起動しているサイン位の価値しかありませんでしたが、このM2は違います。

ミラーに常時後方映像を映す事で、後方視界が本当にクリアで別世界です。

特に夜間、まぶしい等という事もなく、通常は鏡では見えない後続車のナンバープレートも視認できます。(映し出されるのは鏡像ですが、記録されるのは正像です。)

この高級感と実用性を兼ね備えた映像視界の価値を考えると、この方式が欧州車のオプションに採用されるというのもうなずけます。

ただ、この使い方ですと、小さなお子さんをお持ちの方等は後部座席を確認できないというデメリットはありますよね。

この点を解決するために普段はミラーとして使いたいという方は、映像オフ(通常の鏡状態)になる時間を1分、3分、5分の中から選べます。

非常に惜しいのは任意で映像のオフ操作をできない事。

普段はミラー派の人も最低1分は映像を見る事になる仕様です。

奇麗な後方映像が気に入って常時表示を愛用していますが、日が長くなり、時間帯によっては鏡面画面が光を反射して映像が見づらくなる場合がある事に気付きました。

車自体がこのミラー型ドラレコを想定して設計されていませんので、遮光設計が完璧ではないのですね。

ルームミラーの位置関係に依存すると思いますので、気になる方は通常はミラー運用、後ろが気になる時だけ映像確認という運用が良いかもしれません。

現在は解決していますが、映像の反転表示に不具合がありますので後述します。

Vanture M2が記録するファイル内容とMicroSDカード

M2フロントカメラ録画映像 M2リヤカメラ録画映像

こちらはM2が記録した前後映像のスクリーンショットです。

サイズは前方映像が2560×1440の2K、後方映像が1920×1080のHDとなっています。

HDでも充分奇麗なのですが、2Kの解像感はズバ抜けていますよ。

GPSのおかげで車速も記録されます。強力な証拠映像になりますね。

MicroSDカード内のファイル内容

そしてこちらはWindowsパソコンで開いたMicroSDカードのファイル内容。

日付と時間がファイル名になって前後対で保存されています。(Aが前映像、Bが後映像)

ファイルサイズの平均値で計算すると、128MBで約9時間の記録が可能で、一杯になると古いファイルから上書きされていきます。(設定で変更可能)

ファイル形式はTSがデフォルトですがMP4も選べます。

ファイルサイズはどちらも変わりなく、SNSやYouTubeでの利用を考えるとMP4の方が汎用性がありますので、私はMP4を選択しています。

MicroSDカードでの注意点

SAMSUNG製MicroSDカード128MB

M2のユーザーマニュアルではMicroSDカードのフォーマットにFAT32を推奨しています。

実はこれは誤植で、現在の規格では64GB以上のSDカードはexFATでフォーマットされているのが一般的です。

当然M2本体で64GB以上のMicroSDカードをフォーマットした際もexFAT形式となり、動作にはなんら問題はありません。

VANTRUE製MicroSDカード128MB

今回はVanture社が推奨するVanture製、SAMSUNG製、2種類のMicroSD128MBを試したのですが、Vanture製はFAT32、SAMSUNG製はexFATでフォーマットされていました。

現在は解決していますが、SAMSUNG製を使う場合に注意点がありますので後述します。

初期ロットのM2の既知の不具合

実はVantureM2の初期ロット(VTM21K.V33)には既知の不具合が二つあります。

・SAMSUNG製MicroSDカードの一部に相性と思われる交換を促す表示が出る

SDカードを交換して下さいの表示

・後方映像が正像表示され、上下反転も受け付けない

後方映像が正像表示になる不具合

こちらの2点、公式HPにアップされているファームウェアを適用する事で解決します。

製品紹介としてはネガティブな情報ですが、私が紹介したいのはこのファームウェアがアップされた経緯です。

私は発売後すぐにレビュワーとしてこのM2を受け取ったのですが、上記二つの不具合に気付き、Vanture社に問い合わせたのです。

1週間程でしょうか、お詫びと修正ファームウェアのアップロードの知らせを受けました。

ちょっと意外というか、びっくりしたのです。

Vanture社にはしっかりソフトウェア部門もあり、販売だけをする会社では無いという事ですよね。

私はガジェットを買う上で海外の会社の保証事案はあまり当てにしない方なのですが、この対応の迅速さに驚きました。(失礼)

この事案はデメリットというよりも会社の信頼性を見せてもらったという意味でメリットとなり得る事例でした。

ナナ
ナナ
何かあってもちゃんと対応してくれそう

Vanture M2のファームウェアを適用する方法

という事で、ヴァージョンがVTM21K.V33の製品を購入された方はこちらの公式HPから最新のファームウェアをダウンロードして適用しましょう。

ファームウェアをMicroSDカードにコピーしたスクリーンショット

ファイル名はVantrue-M2.binです。

使っているMicroSDカードの直下(ルートディレクトリ)にコピーしてエンジンを掛けるだけです。

アップデート中の進捗バー

アップデートが勝手に始まり、ヴァージョンはVTM21L.V42.JPとなります。

ソフトウェアのバージョンがVTM21L.V42.JPとなった事を確認

アップデート完了後はファイルが消滅しますので、エンジンを掛ける度にアップデート動作という心配は無用です。

ミラー型ドラレコ Vanture M2のレビューまとめ

M2外箱 M2同梱物内容

今回、Vanture M2で初めてミラー型ドラレコを使用しているのですが、この奇麗な大画面を体験すると今まで使っていた分離型の小さな画面には戻れそうもないですね。

実際、昨今のドラレコの性能が拮抗している事を考えると、製品を選ぶ上でミラー型の大画面は絶大なアドバンテージだと思います。

例えば車内に後付け感のあるガジェットを配置したくない人大画面で後方のリアルタイム映像を視認したい人等には特におすすめです。

取り付けはルームミラーに重ねていますので車内への溶け込み方も自然ですし、分離型のようにフロントガラスに配置する事で視界をさえぎる事もありません。

アラフィフ世代のあるある、小さな文字がつらいという問題も解消されます。(笑)

とても気に入りましたので、当分はこのM2とカーライフをともにしたいと思います。

古いドラレコを長く使っている方は、M2の画面のあまりの奇麗さに絶対に驚きますよ。

ドラレコをどれにしようか迷っている方は是非検討してみて下さい。

シガーソケットを使わずにドラレコを使いたい方は↓の記事を参考にしてみて下さい。

ドライブレコーダーをシガーソケットを使わないで取り付ける方法
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