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TP-Link Archer C6のレビュー お買い得ルーターの速さを検証

TP-Link Archer C6のレビュー お買い得ルーターの速さを検証
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スマホやノートパソコンをご自宅のWi-Fiで利用されている方、通信速度はどれくらい出ていますか?

以前から妻や子供に指摘されていたのですが、どうやら我家のWi-Fi速度は少々遅かったようです。

我家のインターネット回線はドコモ光なのですが、ルーターは10年前に発売されたバッファロー製のWHR-G301Nでした。

最近はプレイステーション5M1 MacBooKシリーズが発売されたこともあり、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax規格)が随分話題になっていますよね。

ですが、対応ルーターはまだ少々お高いです。

そこで今回はIEEE 802.11ac規格であるお買い得ルーター、TP-LinkArcherC6を購入してみました。

WHR-G301とArcherC6

このルーター、とても評判が良くて安いんですよね。

購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

ArcherC6を導入して我家の無線環境がどうなったのか、早速ご紹介します。

ArcherC6でどのくらい通信速度が速くなったか

まず初めに我家のインターネット環境ですが、ドコモ光です。

ドコモ光 午前中の速度 ドコモ光 夜中の速度

 

有線で接続しているパソコンの通信速度は画像のような状況。

2枚の画像は午前中の空いてる状況と夜中の混んでるであろう状況のスクショです。

ベストエフォートという事で時間帯によって速度にムラはありますが、北海道の田舎住まいとしては概ね満足できる状況です。

そして以前のルーター、WHR-G301Nでの通信状況は下のような感じ。

WHR-G301NでのWi-Fi速度

時間帯に関係無く、iPhone7では平均してこのような状況でした。

Twitterとブラウザがメインの私はそれほど不便を感じたことは無かったのですが、インスタや動画がメインの妻や子供は遅さを実感していたのですね。

対してArcherC6での通信状況はこのような感じです。

iPhone7での結果

iPhone7で5GHz接続 iPhone7で2.4GHz接続

2枚の画像の差は時間帯では無く、5GHz帯か2.4GHz帯かの差です。

どうでしょう?

5GHzの方では以前より5倍近く速くなっています。

二つの帯域の使い分けについては後述しますが、3千円以下のお買い物でこの状況改善はとても満足のいく結果でした。

ちなみに受信機器の通信規格がIEEE 802.11ac(Wi-Fi5)かIEEE 802.11ax(Wi-Fi6)かは関係ないようで、iPhone7、iPhone12ともに似通った測定結果となっています。

iPhone12での結果

iPhone12で5GHz接続 iPhone12で2.4GHz接続

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ArcherC6の良い点、悪い点

ArcherC6外観

ここでArcher C6を実際に接続、運用した感想を書いてみます。

まずは良い点

  • 安い
  • 速い
  • 安定している
  • アンテナで感度を調整できる

安い!早い!美味い!みたいでどこかの牛丼屋さんのようなフレーズですが、上の3項目は我家のようなインターネットライトユーザーには正義です。

そして内蔵アンテナの他に4本の可動するアンテナで環境に合わせた調整が出来る点。

ビジュアル的には好き嫌いが別れそうですが、自宅の壁やドアの配置は実に千差万別、環境に合った調整を試せるのは可能性が広がりますよ。

ちなみに電波はアンテナの辺から垂直方向に強く出ています。

上下によく飛んでほしいなら寝かせ、水平方向によく飛んで欲しいなら立てます。

2階もある我家では半々にして使用しています。

そして悪い点

  • あまり聞いた事の無いメーカーで不安
  • 各種設定が多い

悪いというほど不満な点では無いのですが、あえて言うと聞いた事の無いメーカーの製品で不安だという事と各種設定が多く、分かりづらいという点でしょうか。

昔から私を含め、日本に住むインターネットライトユーザーならば、ルーターの選択肢としてバッファローNECあたりが主流だったと思います。

TP-Linkという中国のメーカーははあまり馴染みが無かったですよね。

当然、保証や修理の面が心配という方も居られると思います。

ですが、私はこう考えました。

ルーターが壊れたとして、メーカーに修理に送り、返ってくる間、Wi-Fi環境をどうしますか?

携帯電話であれば4G回線もありますが、ノートパソコンFireStick等のWi-Fi専用機器はそうはいきません。

何かあったら「あきらめる」。この価格帯はこの選択が出来る境目だと思うのです。

つまり、壊れたら次のを買う、です(笑)

ナナ
ナナ
エコ・・・

各種設定の多さに関しても必要なユーザーにはかえってメリットとなる部分ですし、私のように必要無ければ、デフォルトのままでも動きますから問題無しです。

インターネットに接続するというのは特別な事ではなく、もはや日常の一部ですので、ルーターという機器は存在を忘れるくらいでちょうど良いと思っています。

Archer C6を快適に使うには

すべてデフォルトで問題無い言いましたが、一点だけ設定した方が良い項目もありますのでご紹介したいと思います。

Tetherログイン画面

各種設定には設定管理アプリの「Tether」を使うのですが、このアプリがないと接続できないなどという事はありません。

私も勘違いしていたのですが、本体の電源を入れ、Wi-Fi機器の電波一覧を見ればTP-Link○○○○、TP-Link○○○○5Gという項目が出ますので、選択してパスワードを入力すれば普通につながります。

電波が二つ見えるのは、前述した5GHz帯と2.4GHz帯の二種類があるからです。

Tetherの電波確認画面

5GHz帯の方が速度は出るのですが、障害物に弱いという特性があります。

対して2.4GHz帯は速度が落ちる代わりに距離や障害物に強く、二階や壁を多く隔てた別部屋等ではこちらの方が安定します。

この使い分けを機器の電波からいちいち選択し直すのは現実的ではありませんよね。

この部分を担当してくれるのが「Tether」です。

機器の移動と共に最適な電波を切り替えてくれますので、何も意識することなく常に良好な電波状況にしてくれます。

例えば私がルーターのあるリビングに居る時は5GHz帯で接続されており

二階の部屋に移動すると2.4GHz帯に切り替わっています。

設定方法は簡単で、「ツール」→「ワイヤレス」→と進んで「スマートコネクト」をオンにするだけです。

ツールからワイヤレスをタップ スマートコネクトをオン

一度この設定をしておくと、後から接続する機器には電波は一つしか見えませんので、どちらで接続しようか迷う事もありませんよ。

もしもワンルーム等にお住まいで、この機能が必要無いのであれば本当にデフォルトでつないだ状態でも問題ありません。

ロンゴ
ロンゴ
どちらでも充分速いです

TP-Link Archer C6のまとめ

新型のM1MacPlayStation5が対応したことでWi-Fi6が何かと注目を集めていますが、私はどちらも持っていません(笑)

これらの機器を入手された方は、可能な限り速い環境で使ってみたいと思うのも当然です。

ですが、今後需要が高まればWi-Fi6対応ルーターが値下がりするのは明白です。

現状、10年もルーターを買い替えない私のようなライトユーザーにはArcherC6で充分な速度が出て満足です。

どちらにせよ、元回線の速度よりもスピードが出るという事はありませんし、ご自宅の回線スピードと照らして判断したいところですね。

田舎なので我家はまだ無縁ですが、ドコモ光では10Gbpsのサービスも始まっていますので、私の住むエリアでも始まったらその時はまた考えたいと思います。

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