約30年間の会社員生活を経験してきた私ロンゴは仕事、プライベートと両手では足りない位のデスクチェアに座ってきました。
そんな私が今回購入したのはAmazonのゲーミングチェア部門、人気№1商品のGTRACING GT002です。
椅子の感想を書くにあたり、最初にお断りしたいのは、私が考える椅子の座り心地の評価、満足度というのは「求める用途に合っているか」、これに尽きるということなのです。
そして私が今回求めたのはタイピングのしやすさと集中力が持続しやすい20,000円以下の椅子です。
果たしてGT002は私の要望を満たしてくれたのでしょうか。
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もくじ
GTRACING GT002の満足度は用途次第
最初に結論として、GT002は今回の私の要望を完璧に満たしてくれています。
それでは具体的な部分を紹介していきますね。
作業に集中したい人は満足できる
私は会社員であると同時にこのブログ記事のような文章をタイピングするブロガーです。
これまで2年程使っていた椅子はいわゆるプレジデントチェアというもの。
この手の椅子はAmazonプライムで動画を見たり、欲しい物の情報を求めてネットサーフィンしたりする分には最強の椅子だと思うのですが、弱点が・・・。
それはタイピングや勉強などの集中力を必要とする作業に適した体勢を作りづらいという点です。
プレジデントチェアというのは座面がフカフカしていますので、お尻が沈んで太ももの裏を持ち上げられるような姿勢になるのですね。
この状態だと背筋を伸ばした状態を長く保つのは難しく、私は背中にニトリのクッションを二つ入れて調整していました。
このGT002は良い意味で座面がフラットで固い。
そしてリクライニングを目一杯起こすと背中に棒を入れられたような体勢になりますので、非常に集中できます。(昭和の小学校で受けた罰みたいなやつです(笑))
ロッキング機能をロックしておけば背中を投げ出して休みたい衝動も抑える事が出来ますし、長時間作業に没頭できます。
私はGT002で記事を書くようになってからタイピングのスピード、作業の継続時間が飛躍的に伸びました。
長い時間作業に没頭したいブロガー、ライター、プログラマー、受験生の方たちならばきっとこの使い心地に満足できますよ。
リラックスしたい人はがっかりすると思う
一方、リラックスしてネットサーフィンや映画を楽しみたい人やコントローラーを使うゲーマーの方は少々がっかりすると思います。
上で座面は固いと書きましたが、背もたれ、ランバーサポート、ネックピロー、のすべてが固いです。
いくら水平近くリクライニング出来るからといってもこの椅子で仮眠とか私は無理です(笑)
実際ランバーサポート、ネックピローは姿勢を正す際には絶大な効果を発揮しますが、リクライニングした状態で背中を投げ出すとエビ反りのような体制になり腰に悪いと思うのです。
事実、組み上げ初日にウトウトしてみた翌日は後頭部と背中が筋肉痛でした(笑)
ゲーマーの方もキーボードとマウスが主体の方は良いと思うのですが、コントローラーを持ってひじ掛けに腕を置きたい方は再考を。
というのもこの椅子、ひじ掛けの間隔が広いうえに向きを変える事ができません。(中心間約62センチ)
つまり脇を閉め、肘をひじ掛けに固定してコントローラーを操作という態勢が取れないのです。
この態勢を求めて椅子を探している方は気を付けて下さいね。
私の体格
この椅子、GTRACING GT002の評価はどんな体格の人が書いているのか分からなければ、自分に置き換えて想像出来ませんよね。
私の身体的なスペックを記載しておきます。
身長 | 178cm |
---|---|
体重 | 72kg |
座高 | 90cm |
肩幅 | 44cm(Tシャツの縫い目で計測) |
各部位ごとの評価と感想
公式の紹介では分かりづらい細かな部位ごとのレビューと機能を紹介していきます。
リクライニング
背もたれはほぼ直角からほぼ水平まで、14段階で固定できる段階式です。
右手のレバーで操作するので車の運転席に似たイメージですね。
気を付けてほしいのは、倒すのも起こすのも背もたれに体重をかけながら調整してほしいという点。
バネの戻る力はなかなかで、上のような操作を意識しなければ危ないです。
私のお気に入りは一番起こした状態で、作業に没頭したい時には本当に助かります。
ヘッドレストとランバーサポート
この二つが上体を起こした姿勢を維持するのに役立ってくれます。
上でも書きましたがとても固いです。リラックスするためのパーツではありません。
それぞれの中身は触感からヘッドレストが綿、ランバーサポートはウレタンスポンジのようです。
位置調整は、ランバーサポートの方は縦方向に巻いた布ゴムベルトに固定されていますので上下好きな位置に。(きついので雑に引くと接続部分の縫製が怪しいかも)
ヘッドレストの方は首後ろの穴に布ゴムベルトを横向きに通して巻いているだけなので固定です。
座面と背もたれの固さ
まず固いです。これがメリットかデメリットかは用途次第です。
私のように作業用であれば大変使いやすくメリットです。
背もたれを倒してリラックスしたいのであればデメリットに感じる固さです。
さらに画像では分からない感覚なのですが、青く色変わりしている部分が身体を包み込んでフィットすると思われてませんか?(私です)
一切身体に触れません(笑)
この形状は演出です。スポーツカーに装備されているレカロのバケットシートのようなサポート感を想像しているとズッコケます。
まあ、それだけゆったり作られていて大柄な男性でも大丈夫とも言えますね。
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ロッキング
強さの調整は座面裏の調整ダイヤルでできますが、総じて固めです。
背中を完全に預ける姿勢にならなければ最弱調整でも機能しません。
伸びをした時に傾いてほしい人は背もたれも一緒に倒して利用しましょう。
このタイプにありがちなキィという金属のきしみ音は現時点ではありません。
昇降幅
これは数あるゲーミングチェアの中からこのGT002を選んだ理由の一つでもあります。
座面の下限が約42センチとライバルよりも若干低いのです。
これ実は重要ですよ。
最低座面の高さで足裏が床にべったり着かない椅子は合ってないと言えます。
足裏が付かないと太ももの裏に荷重が掛かり、集中でないのです。(私だけかな?)
ひじ掛け
ひじ掛けですが、腕を載せる部分は反発のあるウレタンコーティング(腕の丸みに合わせたラウンド形状)、それ以外はプラスチック製です。
上でも書きましたが中心幅が62センチと広いので、垂直に腕を垂らした状態では肘に触れません。
固定ボルトでアジャストできるよう長穴になっていますが、一番内側で組んでこの幅です。
その他4段階の上下調整はできますが、向きを変える事は出来ません。
GT002の上位機種は向きを変える機能を持っているので値段に応じて差別化されているのですね。
この機能を重要視される方はGT890YJが選択肢です。
キャスター
可も無く不可も無く、一般的な物だと思います。
強いて言えば、キャスターの上半分を覆うカバーがある物が多い中、上から車輪が見えるタイプです。
部屋を散らかす人は巻き込みに注意しましょう(私です)
素材
PUレザー製で発色、縫製等はよく仕上がっていて安っぽさはありません。
デザインは画像の通りとてもカッコいいですよ。
よくカスタマーレビューで見かける臭いですが、開封した時に一瞬感じただけで実際に使っていて何も感じません。
臭いに鈍感な方ではないと思うのですが(笑)
組み立て
これもよくあるネジの不良や穴の未開通などは一切ありませんでした。
工業製品ですから一定の割合で不良が混じるのはしようがないとしても、そこの割合をいかに下げるかが企業の品質管理の腕の見せ所なのですが・・・
この価格帯の中国製にどこまでそれを求めるのが適正か、悩む所ではあります。
ちなみにカラーのかなりまともな説明書が入っています。
極々一般的な組み立て工程ですので、一度でも組み立て家具を作った事のある方なら問題ないと思いますよ。(力の有る無しはあるにしても)
オットマン
GT002はオットマンが付いていないタイプですが、私は別に所有していますので初めから上位のオットマン付きは選択肢にありませんでした。
これの有る無しで悩んでいる人は別売りの物を購入した方が幸せになれますよ。
引き出して使うタイプは自分が足を置きたい位置を選べません。
Amazonゲーミングチェア部門、人気№1の実力まとめ
椅子というのは用途があって、すべての要望を100%満たす椅子というのは無いと思うのです。
クオリティも同じ金額を出すのであれば、企業ユースの日本のメーカーが企画している物には絶対にかないません。
ただ、GTRACING GT002のような遊び心を備えたゲーミングチェアのような椅子は日本の事務機器メーカーでは無理なのですよね。
Amazonのゲーミングチェア部門で一位というだけあり、用途、クオリティ、コンセプト等、よく理解した上で比較対象を間違えなければGT002は間違いなく良椅子です。
最後に私がカスタマーレビューで星を付けるとすると星4ですね。
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