不意のバッテリー上がり、本当に困ってしまいますよね。
点検や車検の時に「そろそろ寿命かもしれませんね」なんてアドバイスをもらっても、ついついそのままにしてしまい、ある日突然セルが回らなくなって慌ててしまう。
私は車通勤なのですが、寒い日が続いた先日、朝セルが回らず見事に朝慌ててしまいました(笑)
充電機で充電し、とりあえずは大丈夫だったのですが、前回交換時の日付を見ると約6年前。
2009年式のトヨタ ノアでエンジン停止時も後部ドアが自動で開閉するような仕様ですのでよく持った方かもしれません。
もう2~3年は乗ろうと考えているので、このタイミングでバッテリーを更新する事に。
色々と値段をリサーチした結果、場所によってとんでもない値段差があることが分かりました。
人それぞれ事情があり、最安がすべてではないとは思いますが、どこで交換するとどれくらいかかるのか、よく分かった上で納得して交換したいですよね。
今回は4パターン程調べましたので情報をシェアしたいと思います。
後半に自分で交換した記録も書いていますので、どれがご自分に合っているか検討の材料にしてみて下さい。
13年乗ったノアをガリバーで売却しました!果たしていくらだったのか・・・↓
もくじ
ネットで購入、自分で交換が最安値
まずはどうするのが一番安くあがるかですが。
結論から言いますと、ネットで購入した物を自分で付け替えるというのが一番安く済みます。
私は今回この方法を選びました。
一番高価だったディーラーでお願いするケースと比較すると値段差は実に約20,000円も。
下の項目でそれぞれのケースでの費用を載せています。
バッテリー交換の費用の違いを比較
今回値段を調べたのは3か所、交換の方法を変えると4パターンご紹介します。
ディーラーで交換してもらう
バッテリーが上がり、真っ先に問い合わせたのがノアを購入したディーラー、地元のトヨタカローラ店。
提示された金額は30,000円でした。
もちろん車を車庫まで取りに来てくれて、終わり次第納車、メモリー類のバックアップもした上で廃バッテリーの処分も含めた価格です。
うーん・・・、20,000円くらいは覚悟していましたが30,000円とは(汗)。
ですが時間が無かったり、お年寄りだったりするとお願いしてしまうのでしょうね。
私の高齢の親とかなら渋々でもこれを選びそうです。
オートバックスなどのカー用品店で交換してもらう
ディーラーは保留にしてオートバックスにもバッテリー価格を見に行きました。
ランクによって価格に差はありますが、ノアに対応した充電制御車用の最安の物が税込み約20,800円程。
これに工賃が1,100円(メンテナンス会員費)
約22,000円かかりますね。
Amazonなどの通販で買う
もちろんこれもピンからキリまでありますが、評判の良さそうな同等品が8,000~9,000円程。
今回私が購入したのはこちら。
これを購入して交換したらこの金額で出来るの?と思ってしまいますが注意点があります。
メモリーのバックアップをする必要がある
ここ15年程の車に言えることなのですが、単純にバッテリーを外して電源が無い状態になると、復帰した時にパワーウインドウが運転席から開かなくなったり、ナビが立ち上がる際にパスワードを求められたりと少々面倒な事になります。
もちろんディーラーに行けば戻してくれる不具合もありますが、ナビが後付けだったりすると自分でメーカーに問い合わせたりと大変です。
そうなる事を防ぐためのツールがこちら。
難しい事は何もありません。
2006年以降に発売された車ならば大抵付いているOBD2コネクターにこれを差すだけです。
原理としては箱の中に単3乾電池が6本、バッテリーを外している間、ここから電源を供給するという物です。
バッテリーから外すコードに何か他の電源を接続しておくのと同じ原理なのですが、それだとコードを付けたり外したりしているうちに外れてしまいそうで怖いですよね。
このコネクターは室内にありますので、一度差して準備すれば作業中に触れてしまって外れるというような事もなく安心です。
しかもこのコネクターは統一規格なので車種によって付かないという事はなく、我家のトヨタ ノア、ダイハツ ムーヴのどちらでも使えます。
安価ですし、家族、親戚、ご近所、友人、一つ持っていればみんなで共有できますので便利ですし周りからも感謝されますよ。
この装置が一つあるだけで、今後は取り付け工賃とはさよならです。
ネットで買ったバッテリーをカー用品店に持ち込んで付けてもらう
バッテリーはコンパクトですが、内部に鉛の板が入っていますので重いです。
実は今回購入した物も16kg程あります。
自分でやれば安いのは分かっていても、女性の方やお年寄りの方には少々大変な作業かもしれませんよね。
仕事が忙しくて作業する暇がないという方も居るかもしれません。
そんな方々にはネットで購入したバッテリーをカー用品店やディーラー、ガソリンスタンド等に持ち込んで交換してもらうのがおすすめです。
大歓迎ではないと思いますが、大抵どこでも引き受けてくれます。
工賃は様々ですが、高くても上記のメモリーキーパーの値段以内です。
頻度を考えればこれでもお得と言えばお得ですね。
古いバッテリー処分方法をどうするか
自分でバッテリーを交換する際の最後の問題点、それは外した古いバッテリーの処分をどうするかという問題です。
ディーラーやカー用品店で購入すれば当然引き取ってくれますが、自分で交換した場合は自分で何とかしなければなりません。
これもお住まいの地域によって様々ですので、お住まいの地域の市役所等に問い合わせてみて下さい。
ちなみに私の住んでいる地域では自治体で廃棄物として引き取ってくれませんので、地元の廃品回収業者さんに持ち込んで引き取ってもらいました。
値段ですが、私の持ち込んだ業者さんではキログラムあたり30円。
バッテリーの重さは約15kgでしたので450円程でした。
2022年9月現在、この時と同じ業者さんが違うバッテリーを無料で引き取ってくれました。
というか、昔は逆に買い取ってくれていた時代もあるそうなので、世の中の情勢によって対応も違ってくるのですね。
最安値、自分で交換する手順
実はバッテリー交換は驚くほど簡単で、誰にでもできます。
使う工具は10mmのスパナ1本です。(100円ショップに売ってます。)
女性やお年寄りには15kgの重量を腰の高さくらいまで持ち上げるのがネックだとは思いますが、お友達を呼んで手伝ってもらった後にお茶を御馳走する等、工夫してみましょう。
70系ノアの標準バッテリーは55D23L
私の乗っている2009年式の70系ノアの標準搭載バッテリーは55D23Lなのですが、Amazonのレビューや値段で総合的に決めたのがこちら。
ハンドルが付いていて持ち上げやすいですよ。
75D23Lとランクが少し上がっていますが上位互換で問題ありません。
購入したバッテリーの電圧は12.83Vと正常範囲内。(一般的に外した状態だと12.5~13.0Vが正常範囲です。)
今回いつか買おうとほしい物リストに入れておいたテスターが偶然タイムセールだったので一緒に購入しました。
バイクや除雪機のバッテリーの点検、趣味の物いじりに活躍してくれそうです。
安価ですので一家に一台あると安心ですね。
固定ステーは10mmのナットひとつで固定されており、ナットを完全に取らなくても外せるのですが、若干知恵の輪のようになっていますので緩めておいて外すイメージをしておきます。
メモリーキーパーを準備する
ここで使うのが上でも書いた秘密兵器、メモリーキーパーです。
単4乾電池を6本入れると左の電池マークのインジケーターが点灯します。(電池容量が合格している証です。)
次に車内でコネクターを接続するのですが、ノアのODB2コネクターはハンドルの下、アクセルペダルの上の方にありますのでブスッと差します。(台形なので向きは迷いません)
この時点で真ん中のバッテリーマークのインジケーターも点灯し、二つ点灯してますね。
コードは1m程ありますので車外からも見えやすいよう、フロントガラス直下に置いておくのがおすすめです。
バッテリーを外す
これで準備が整いましたのでバッテリーを外します。
10mmのスパナでナットを緩め、黒いコードのマイナス(-)側から外し、次に赤いコードのプラス(+)側を外します。
先程緩めておいた固定ステーと長ボルトを上下左右にずらし、外れるポイントを探して取り外します。(先に緩めるのをおすすめしたのは外れるポイントが分かりづらく、少々手間取るのを想定したためです。)
メモリーキーパーを確認
この時点で点灯しているインジケーターは電池マークと右の循環マークの2か所。
電源のバックアップが正常に行われている証です。
バッテリーの取り付け
16kg弱と少々重いですが頑張って載せます。
後は付けた時と逆の手順で赤いコードのプラス(+)側を接続し、黒いコードのマイナス(-)側を接続します。
そして固定ステーを取り付け、しっかり締め付けます。
メモリーキーパーを外す
作業終了後、インジケーターの点灯が電池マークとバッテリーマークの2か所になっていれば正常です。
コネクターからメモリーキーパーを外し、エンジンを掛けてみましょう。
時計やパワーウインドウの動作、ナビの動作などに問題が無いのを確認して作業は終了です。
バッテリーの寿命は不意に訪れるので準備が大切
写真はバッテリー上がってしまった翌日に充電している風景です。
ネットで安価なバッテリーを買ってもすぐには届きませんからね、今回も1週間くらい問題無く使えました。
外してから電圧を測定すると12.53Vでしたのでもう少し行けた?(笑)
バイクや除雪機等の季節物のバッテリーはシーズン前にしっかり準備するのですが、車はついつい過信してノーメンテでした。
こういう時に充電器があると本当に助かります。
この充電器、本当に優れもので我家のバイク、除雪機、ムーヴのアイドリングストップ専用バッテリーとすべてをカバーしてくれるのですが、最大の売りは
バッテリーを車両につなげたまま充電できる点です!
バッテリーを外さないで済むのは、前述のメモリーの件もあって本当に助かります。
せっかく良い物を持っているのにどうしてそうなったという苦言はスルーしつつ今後気を付けます(笑)
すぐにエンジンを掛けたい場合は
バッテリーが上がってしまった当日はもう一台の車で妻に送ってもらい出社したのですが、その場でエンジンを掛けたい場合は別の方法が必要です。
- 別の車両からリードする
- ジャンプスターターを使う
私が持っているのは大昔に購入した100Vコンセントにつなぐものですが、最近はモバイルバッテリータイプの物があって便利です。
スマホの充電にも使えますので無駄になりづらいですよ。
後はせめてブースターケーブルぐらいは一家に1セット準備しておいても良いかもしれませんね。
バッテリー交換費用まとめ
ネットが一番安いのは分かっていても時間が無かったり、知識が無かったり、女性であれば重いバッテリーを持つ事に抵抗があったりと人それぞれ事情はあります。
今回この記事を読んでもらって分かったと思いますが、バッテリー交換は手間を惜しまなければ本当に簡単な作業で30分もかかりません。
予算や環境など、自分に合った方法を検討してみて下さい。
ムーヴのタイヤをネットで安く買えました。
ノアのタイヤもかなり安かったですよ!
車の維持費削減は消耗品をいかに安く済ませられるかがポイントですね↓
13年乗ったノアをガリバーで売却しました!果たしていくらだったのか・・・↓