家を建てる時、間取りや設備をどうしようか本当に悩みますよね。
この記事では、私が十数年前に家を建てた際、散々迷って採用した設備の中で「やっぱりいらなかったかも」と少し後悔した設備をご紹介します。
人のライフスタイルや住む場所によっても感じ方は様々でしょうが、これから家を建てる方の参考になれば幸いです。
そもそも後悔しないためにはシミュレーションが大切だと今は痛感しています。
交換できる設備ならまだしも、間取りなどは失敗すると深刻ですよ・・・
ハウスメーカーさんとのリアル打ち合わせは、申し訳なくてなかなか何度も図面の書き直し等お願いしずらいですよね。
ですから本格的な交渉に入る前にネットで色々とアイディアを具体的にするのをおすすめします。
対面でないので、断りを入れるのも罪悪感が薄れます(笑)
無料ですので是非構想を図面にしてみて下さい↓
もくじ
新築の時に付けて少し後悔した設備
吹き抜け
こちらは私が別の記事で絶賛した項目ではあるのですが、リビングを吹き抜けに後悔している点もあります。
- 冬場、熱が上部へ逃げて暖まりづらい。
- 防音という点で各部屋の独立性を保ちづらい。
冬場、熱が上部へ逃げて暖まりづらい。
私が住んでいる地域は北海道です。
冬場は当然暖房を付けますが、温かい空気というのは上部へ向かいますので部屋が暖まりづらいです。
リビングに一人の時も、誰も居ない吹き抜け上部まで暖めなければならないのです。
快適と感じるまで温めると・・・、暖房費が高いです。
防音という点で各部屋の独立性を保ちづらい。
我家の吹き抜けは独立しています。
二階廊下やフリースペースから見下ろせるタイプではなく、吹き抜け上部の側面が二階各部屋の壁というイメージです。
それでも家族が寝ていれば、夜中にリビングでテレビや映画を見るのは気を使いますし、実際音は通ります。
これはお子さんが小さなうちは、気配を感じやすいなどメリットとなる面もあるかもしれませんが、一定の年齢になればプライバシーを欲しがるものです。
今だけではなく数年後の家族の姿も想像して判断されるのをおすすめします。
オール電化
光熱費が高いことで後悔しました。
家を新築し、最初の冬となった厳寒期の1月、電気代請求額に妻が腰を抜かしていました。(確か5万円台の請求額でした。)
通常、ガスや灯油が担当する部分も電気を使うのですから、電気代が高くなるのは分かっていたのですが想像を越えていました。
初年度の電気代の事もあり、我家は極力節電に努め、過度な暖房は控えてきましたが、今年の1月の電気代が8万円台と記録更新、妻は悲鳴を上げていました(笑)
食器洗い乾燥機
TOTO製のシステムキッチンにビルトインされたタイプを採用したのですが、ほぼ使用しておらず後悔しています。
使用しない理由として、食洗器とは全自動で食器を洗ってくれて家事の負担が激減というイメージでしたが、実際にはある程度水流で流した後にきれいに並べるという作業が必要で、家事の負担が激減する訳ではないというのが私と妻の感想です。
また、節電を意識すると真っ先に対象になってしまったというのも使用しない理由です。
妻の猛烈なプッシュもあって、家事が楽になるならと採用した設備ですが、初年度以降稼働しているのを見たことがありません・・・。
しかし、知り合いで絶賛している人も居ますので、奥様とよくご相談下さい。
作り付け家具
新築の際、ハウスメーカーさんにお願いして家の雰囲気にマッチした、作り付けのパソコンデスクや棚、テレビラックを建具屋さんに作ってもらいました。
今でもデザイン、使い勝手の面で大変気に入っているのですが、少し後悔したのは飽きても模様替えできないという点です。
そのものだけの話ではなく、作り付けで固定されていると、間取り的にそれありきになり、その他の家具配置なども制約を受けます。
既製品の家具と作り付け家具、どちらが良いか大型家具店のディスプレイなどをご覧になってよくイメージを膨らませてからご検討下さい。
コンセントの数
これは数が足りなかったという意味での後悔です。
洗練されたデザインの部屋であればあるほど、コンセントというのは生活感というか現実感を醸し出す、少々浮いた設備に見えるものです。
私も各部屋の造りに応じて必要数付けたつもりではいましたが、実際に生活してみると、今の倍あってもよかったかもというのが正直な感想です。
確かにデザイン的には少々今一つになるとは思いますが、コンセントの位置に制約があるという事は電化製品の配置にも制約ができるという事です。
無理に延長コードを取りまわす方が美観的には残念になってしまいます。
少し付けすぎたかな?くらいをおすすめします。
コンセントの数は延長コードやタップを取りまわせば何とかなりますが、エアコン用は厄介です。
我家もリビングは最初から想定して高所に設置していましたが、2階の各部屋には備えておらず、エアコンの後付け設置に障害となっています。
建てた後に後悔しないために
ここで上げた5項目は、私としては採用して少し後悔している設備です。
しかしながら、人の数だけ生活スタイルがあり、誰かが良いといっても自分にはそうでもなかったり、その逆も当然あります。
この記事を参考に、ご自分の生活スタイルに照らして頂き、最良の選択ができることをお祈り致します。