家の新築を考えている方々は採用する設備に頭を悩ませているのではないでしょうか?
「限られた予算の中で本当に満足できる設備だけを揃えたい。」
誰もがそう思うのですが、実際には生活してみて初めて分かることが多々あります。
私も家を新築した際には数多くの取捨選択を迫られました。
設備の中にはあとから追加は不可能だったり、可能でも恐ろしく高額になったりするものもあります。
そこで、マイホーム歴十数年の私が採用して本当に良かったと思える設備をその理由も添えてご紹介したいと思います。
これから家を建てようと考えている方々の参考になれば幸いです。
家づくりで失敗しないポイントは、ハウスメーカーと本格交渉に入る前に情報収集して相場を知る事だと思います。
自分が思い描くプランはいくら位で実現できるのか?
リアルの折衝では、申し訳なくて何社も同時に天秤に掛けずらいですよね。
ネットならそんな罪悪感も薄れませんか?(笑)
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もくじ
家を建てた後からでは追加が(ほぼ)不可能な物
ここで紹介するものは家を建てる段階で決断しなければいけないものです。
予算が許せば絶対におすすめですよ!
吹き抜け
一口に吹き抜けと言っても様々なタイプがありますが、我家の吹き抜けは二階とは切り離された独立した造りです。(二階から見下ろせるタイプではないです。)
リビングと同じ面積が二階天井まで吹き抜けており、二階の高さの東側と南側に大きなFIX(はめ殺し)窓がはまっています。
このおかげで終日、日差しが入り暖かです。
真夏は暑いのでブラインドでの調整は必須ですが、このおかげで日中は本当にリビングが明るく開放的です。
また天井が高いと空間が広く感じ、実面積以上の広さを感じてお得です(笑)
日が落ちてからは月の移動も座ったまま見え、月食、流星群などを見ながらの晩酌はとても癒されますし、満月の夜は照明が無くてもリビングを歩きまわれますよ。
設備というよりは間取りなので、あとからの変更は(ほぼ)無理です。
是非設計段階でご検討下さい。
ただ、今回ご紹介する設備の中で唯一、別記事の「少し後悔した設備」にも名を連ねております(笑)
人それぞれですので是非そちらも読んでからご検討下さい。
二階トイレ
これは生活スタイルにもよると思うのですが、家族の寝室が二階なのであればおすすめです。
我家は3人とも寝室が二階でしたので、夜中に目が覚めた時、PCやTVで夜更かし中など、一階のトイレに行くのはちょっと遠いです。
一度や二度の話ではありません、今後何十年と続く話です。
それに朝の忙しい時間帯にトイレの渋滞も解消されます。
3人家族にトイレ二つは贅沢というか不経済かとも思いましたが、よく考えるとトイレが多いからと言って用を足す回数が増えるわけではありません(笑)
家を建てた後からの追加も可能だが高額になる物
ここで紹介するものは家を建てた後、落ち着いたら検討というのも可能ではあるのですが、新築時に一緒に工事すると安く済みます。
悩ましいでしょうがおすすめですよ。
各部屋LANケーブル
一階の光端末横に各部屋行のLAN端子(メス)を設置、各部屋にもそれぞれLAN端子(メス)を設置、壁の中にはカテゴリー6のLANケーブルを通しています。
現在であればもはや常識になっているのかもしれませんが、当時はまだそれほど重要視されておらず、あの時この決断をした自分を褒めてあげたい気分です!
各部屋からのネットアクセスはもちろん、リビングのBRレコーダーでのDLNAリンクなど、家庭内通信にも大活躍です。
Wi-Fiも随分高性能になり高速化していますが、安定性、汎用性では有線に分があります。
当時は一経路の工事単価が15,000円程でした。
工事業者にもよるとは思いますが、あとからこの工事をするためには壁をはがさないといけないため、とてつもない見積額になることは間違いありません。
各部屋同軸ケーブル(テレビアンテナ)
LAN端子と同じパネルに同軸端子(メス)も設置し、各部屋へ同軸ケーブル(テレビアンテナ)を配線しています。
これに関しては無線技術がPCのWi-Fi程成熟しておらず、代替の選択肢があまり無いのが現状です。
それ故、どの部屋でもテレビを見る可能性があるのであれば、ほぼ必須の工事とも言えます。
是非、上記のLANケーブルと一緒に工事しておくことをおすすめします!
玄関人感センサーライト
玄関屋根にダウンライト、玄関ドアの前の壁に玄関灯を設置しており、人感センサーにより点灯します。(夜間に限り、20秒程点灯)
玄関灯はONOFF設定しかないと、付け忘れ、消し忘れなどありがちですよね。
点けっぱなしだと不経済でもあります。
来客時は表札が見えますし、冬場の日が短くなってからの帰宅時には鍵穴を探る必要もなく、本当に助かります。
近所の猫たちが通りかかった際も点灯しているのでしょうが(笑)、防犯の意味合いも大きく安心です。
リビングのスイッチ設定で常時ON、常時OFFも可能です。
これも電源の関係上、スマートに設置しようと思えば最初から工事に組み込むのがおすすめです。
モニター付きインターホン
来客でインターホンが鳴った時、玄関の前に誰が立っているか確認してからドアを開けたくありませんか?
悲しい事ですが、すべてが歓迎できる来客とは限りません。
親戚、友人、宅配業者、セールス、宗教勧誘と様々です。
小さなお子さんが居るご家庭、日中奥さんが一人のご家庭など、玄関前に誰が立っているか確認してから応答するかどうか判断してもらえば安心です。
設計段階から組み込まれていたため、何もこだわりはありませんでしたが、今では建築士さんに感謝しています。
空管とワイヤー埋め込み
私が家を建てた時、この区域は光回線が開通していませんでした。
将来の光回線開通を見越し、電話線引き込み口からリビングの端子台までコルゲートチューブ(配線用プラスチックチューブ)にワイヤーを通した状態で壁内を取りまわしてもらいました。
このおかげで数年後に光回線が開通した際には、このチューブに光ケーブルを通すことで壁に穴を明けたりせずに済み、工事業者の方に大変好評でした。
光回線が既に開通しているお宅だとしても、今後どのような技術が普及するかもわかりません。
予備の経路を1本確保しておくと、将来何か必要になった時に壁に穴を明けたりといった不本意な工事を回避できるかもしれません。
住んで使って初めてわかる良さ
上にあげた7項目は、この十数年、実際に生活してきた中で本当に採用してよかったと思えるものばかりです。
どれもおすすめではあるのですが、ご自分のライフスタイルに照らして家づくりの参考にして頂ければ幸いです。