愛犬が散歩嫌いで困っているという方はいませんか?
歩かないからと言ってどこにも行かないと、運動不足で病気になったりしないか心配ですよね。
我家の愛犬、ゴールデンレトリバーのナナ(12歳、メス)も散歩が嫌いで苦労していました。
現在は高齢で持病も少々ありますので、あまり無理には歩かせませんが、散歩に気が進まなそうなのは相変わらずです。
小型犬であれば歩くのを嫌がれば、しょうがないわねと抱きかかえれば帰ってこれますが、30kg前後の大型犬ではそうはいきませんよね(笑)
大型犬は力も強く、体重も重いため、何とか自分の足で歩いてもらうようコントロールしなければなりません。
そこで、我家で実践してきた、散歩嫌いの大型犬を上手に散歩させる方法を解説したいと思います。
ゴールデンレトリバーはどうしたら歩いてくれるの?
これからご紹介する方法を同時に全部組み合わせるのが効果的ではあるのですが、どれか一つでも取り入れてもらえば、歩いてくれなくて大変だった毎日の散歩が格段に楽になりますよ。
どうか試してみて下さい。
家族の誰かと二人以上で散歩に出かける。
犬は大勢の家族に囲まれるのが大好きです。
遊んでもらっている感があるのでしょう、尻尾を振る力強さが段違いに上がります(笑)
一人より二人、二人よりも三人で、可能であれば家族の誰かと出掛けるのが犬に気分よく歩いてもらうコツです。
誰かが先行し、犬の気を引き一定の距離を歩いたらリードを持つのを交代して、また誰かが気を引き一定の距離を歩く。
これを繰り返して自宅が見えなくなる場所まで来れたら、犬は帰りたいとか歩きたくないというのを忘れて快調に歩き出します。
これを理由に皆さんで歩くことが日課になれば、ご家族の健康にとっても大変良い事だと思いませんか?
また、旦那さん、奥さん、お子さんのどの組み合わせでも家族の会話が生まれ、家の中ではあまりしない話をしたり、考えを相談したり、犬のおかげで家族間のコミュニケーションも取れて一石二鳥です。
お仕事、学校あるでしょうが、是非時間を調整して散歩の時間を合わせてみて下さい。
おやつを細切れにして持ち歩き、一定区間ごとにあげる。
この方法は賛否両論あるとは思いますが、犬用おやつを細切れにして持ち歩き、気を引きながら一定区間ごとに与えるというものです。
よく聞く犬のしつけマニュアルでは、おやつで釣って言う事を聞かすとおやつを上げないと言う事を聞かなくなるからダメだと言われています。
しかし私はそうは思っていません。
どうか思い起こして下さい。
飼っているワンちゃんに一日のどこかでおやつをあげていませんか?
自分が食べている物を欲しそうに見ているので少しあげてしまったりとか?(笑)
それを散歩の時にあげるだけです。
一日にあげるおやつの量は決めておき、それを一日の散歩の回数に振り分けるのです。
一人で散歩させなければならない時ならばなおさらです。
女性の方ならば特に、大型犬には力負けしてしまいますし、男性の方でもリードを力ずくで引いたりするとワンちゃんの身体に負担が掛かりますし、ご自身の身体も筋を違えたりして危険です(笑)
おやつで気を引いて、散歩させるという目的も果たしつつ、何かあった時にしっかりコントロールするためにも、おやつ(もしくは何か気を引ける物)は是非持ち歩く事をおすすめします。
おやつを上げるとは言っても、我家の場合は犬用の干し芋のようなおやつを小指の爪くらいにちぎったものを一定区間ごとにあげる程度ですので、散歩中に食べる量は小指大の大きさ一本くらいです。
下のリンクの商品がそのおやつですが、高齢の犬でも食べられるように柔らかく、手でちぎれます。
そしてサツマイモの自然な甘さで食いつきが段違いです。
飽きっぽい我家のナナですが、今までで一番長く食べています。
おすすめですよ!
え?どうして味がわかるのかって?
それは私も食べたからです(笑)
散歩の時間はおやつの時間、そう思って楽しんでくれたらワンちゃんも人間も幸せになれますよ。
散歩コースと時間帯を選ぶ。
これは犬に直接訴える方法ではありませんが、気が散る要素を排除しようという考え方です。
犬は他の事に気を取られると歩こうとしなくなります。
我家のナナであれば、猫と太陽の反射光です。
散歩コースに猫が寝て居たりすると一緒に遊びたくて追いかけたり見つめたりして動かなくなります。
猫の方も逃げてくれればいいのですが、人懐こい飼い猫だったりして寄ってきたりするともう大変です。
ですので、散歩コースで猫を飼われている方の家の前は極力避けるようにしています(笑)
太陽の反射光は夕方の西日が強い時間帯など、家の窓ガラスや車のガラスに反射した光が動くのが大好きで夢中で追い掛け回します。
こうなるともう散歩どころではありませんので、夕方の散歩は日が少し高いうち、もしくは日没近くにしています。
このように愛犬の好みや気が散る要素を把握して、散歩コースや時間帯を工夫するのもスムーズな散歩を実現するコツの一つです。
効果的な散歩方法の最後に
上記の三つはとても効果的なのですが、最後にいつでも実践してほしいのは話しかけながら散歩するのが良いと思います。
ゴールデンレトリバーなどの大型犬達はとても賢く人の言葉をよく理解しています。
「ごはん」、「おやつ」、「ダメ」、「いい子だ」、「帰るよ」等々、いっぱい話しかけてあげてコミュニケーションをとるようにする事が、どんな時でも愛犬をコントロールできる信頼関係を築くのではないかと思います。