世の女性たちを魅了する老舗ハイブランド、ルイ・ヴィトン。
おしゃれ好きの奥様ならば、何か一つは関連製品をお持ちではないでしょうか?
私の妻もご多分に漏れず、モノグラムのバッグと二つ折り財布を所有しております。
どちらも20年以上前に購入した物ですが、最近使っているのを見ていなかったので飽きたのだろうと思っていたのですが、そうではなかったようなのです。
バッグ、財布共に内張りが劣化してしまい、いつか修理しようと仕舞ってあったらしいのですね。
子育て世代のお母さんは何処のご家庭でも自分の事は後回しにしてしまうものです。
我家ではこの春、子供が大学を卒業しましてめでたく子育てが一段落したのですが、妻もこのタイミングで「よく頑張った、私」という事でご褒美を自分にあげる事を決断したそうです(笑)
私はあまり関知せず、自分の納得のいくようにお任せにしていたのですが、この度修理完了品が戻ってきましたので、妻の感想、期間、費用等をご紹介します。
画像も交えて詳しく書いていますので、是非参考にしてみて下さい。
もしも修理をあきらめてもそのまま仕舞っておくのはもったいないですよ。
もくじ
戻ってきたバッグと財布を見た妻と私の感想
妻が玄関に宅急便を受け取りに行く時、心なしかスキップしているように見えました(笑)
そして、いざ開封して修理完了品を見た時は目がハートに!(気のせいではないですね)
バッグと財布、どちらもボロボロだった内張りが奇麗な艶のある生地になっています。
妻が大満足なのは見れば分かりますが、ブログに書くから何か思ってたのと違うとか、不満があったら教えてほしいというと、「ない!ない!」だそうです。
妻は嬉しくて舞い上がっているのでしょうが、第三者の私が冷静に見ても仕上がりは奇麗ですし、素直に「カッコ良くなった~」というのが感想です。
特に印象的だったのは、一度ほどいているであろう縫製の穴に再度糸を通す手間と技術。
ヴィトンのバッグと財布のビフォーアフター
バッグと財布、それぞれ修理前と修理後の画像を交えてリペア箇所の解説をします。
ルイヴィトン モノグラム プチ・バケット
修理前の状態
修理後の状態
バッグ内側の合皮がひび割れ、べたつきを起こしていたので、元の合皮をシャンタン生地というサラサラした艶のある布地に交換してもらいました。
雰囲気が変わってしまうかと思いきや、機能性も増しておしゃれですね。
同じ口革を使っているのですが、縫い直した痕跡は分かりません。
ルイヴィトン モノグラム ポルトフォイユ・エリーズ
修理前の状態
修理後の状態
札入れ部分の合皮がひび割れて剥離しているため、元の合皮をバッグと同様、シャンタン生地に交換してもらいました。
こちらも良くなじんでおり、違和感は全く感じられません。
残念ながら、どちらの製品も現在は廃盤となっているようですね。
現行の同等品はこのあたりでしょうか。
ルイ・ヴィトン以外でリペアするメリットとデメリット
実は今回の修理ですが、革修復どっとコムというお店に依頼しました。
この手のリペアには選択肢としてふたつありますよね。
ルイ・ヴィトンのリペア部門に修理依頼する方法と革製品の修復をしている専門業者さんに依頼する方法です。
もちろん修理金額はいくらかかっても構わないというのであれば、素直に本家ルイ・ヴィトンに依頼すれば何も問題は無いのですが、そうではないのが庶民(妻)の感覚です(笑)
私が思うルイ・ヴィトン以外で修理するメリットとデメリットですが
メリット
- 修理金額が抑えられる(安い)
デメリット
- リセールバリューが低下する
- 他者が手を加えた製品はルイ・ヴィトンなのかという疑問
メリット、デメリットはそれぞれこのあたりに集約されるのではないでしょうか?
もちろん修理金額は安ければ安いに越したことはないのですが、オリジナルの素材以外で第三者がリペアした製品はそもそもルイ・ヴィトンと言えるのか・・・
今回妻に相談を受けた際の要望は以下のような内容でした。
- 修理金額はなるべく抑えたい
- 見た目が(ほぼ)変わらず機能が復活すれば満足
- 売るつもりは無い
それであればもう答えは出ていますよね。
思い出の品でもあり、売るつもりなど毛頭無いようなのでリセールバリューは関係ないですし、裏地の貼り替えなので見た目の変化も無し。
実利を取って所有欲も満たすという、なかなか合理的な判断だと思います。
革修復どっとコムでの修理の流れ
ここでは妻が実際に自分で修理依頼をして、修理完了品を受け取るまでの流れをご紹介します。
見積もり依頼
革修復どっとコムのHPに問い合わせフォームがありますので、通常はこちらに必要事項を記入、状態画像を添付して見積もり依頼します。
妻は、より状態を詳細に伝えるために各部位を撮影した動画をメール添付して問い合わせたようです。(フォーム以外にメルアドも記載されています。)
修理内容を決めて正式依頼
ここで画像のようなメールの返答が来るのですが、妻のバッグと財布は修理可能との事。
合わせて最低ラインの修理見積もりと、より完成度を増すためのおすすめ追加修理の提示等を受けました。
それぞれ妻が選んだ修理メニューは以下のようなものです。
ルイヴィトン モノグラム プチ・バケットの修理内容と料金
内張りを既存の合成皮革からシャンタン生地に変更
料金 24,200円(税込) 納期 45日程度
注意点として、バッグ口革の劣化状態によっては再縫製に耐えられない場合があり、その場合は色合いを合わせた同等素材のヌメ革と交換になるとの事でした。
追加料金 6,600円(税込)
ルイヴィトン モノグラム ポルトフォイユ・エリーズの修理内容と料金
内張りを既存の合成皮革からシャンタン生地に変更
こちらは二通り案内があり、以下のような内容でした。
熟練職人コース 22,000円(税込) 納期 60日程度
通常コース 13,200円(税込) 納期 45日程度
その名の通り、職人さんを育成するにあたり、職人さんのランクを分け、技量の熟練度で二通りの仕上がりがあるそうです。
美観重視か機能性重視かという選択らしいのですが、前述したように妻は機能性と値段が優先ですので通常コースを選択。
バッグと財布を宅急便で送る
元払いの宅急便にて福井県の革修復どっとコムへバッグと財布を送りました。
(1/25に品物到着、作業開始のメールを受け取り)
修理作業にかかった期間
当初、3/11発送という事で概ね45日の修理期間だったのですが、妻が子供の卒業式に持って行きたいからどうにかならないかしら?と言い出し、問い合わせた所、快く対応して頂き3/4発送となりました。
急がせてしまいましたが、縫い間違い等はありませんでしたよ(笑)
修理完了品の返送と支払い
料金は銀行振り込みと代引きが選べるのですが、妻は代引きを選択。
配達員の方に送料、代引き手数料を含めた料金を支払っていました。
どちらも手数料はかかりますし、好みですね。
バッグと財布の修理料金
今回の修理費用、代引き手数料、送料は以下の通りです。
修理料金 バッグ 24,200円(税込) 財布 13,200円(税込)
送料 550円(税込)
代引き手数料 440円(税込)
総額 38,300円(税込)
となりました。
ヴィトンのバッグと財布の修理まとめ
今回の修理の出来栄えに、妻は本当に満足そうでした。
料金も絶妙な値段設定ですよね。新品を買った方がという金額でもなく、ビジネスとして会社が成立するラインなんだと思います。
みんなが幸せになれる金額設定。素敵です。
実は今回修理に出した2点、財布は妻と付き合っていた頃に私がプレゼントした物、バッグは新婚旅行のオアフ島で妻が購入した物です。
どちらも二十数年物の品ですが、こんなに時間が経っても直して使いたいと思わせるヴィトンのブランディング力もすごいですね。
もちろん思い出の品だからというのもあるのでしょうが、こんな風に使い続ける事が出来る製品ってなかなか無いですよね。素敵です。
昔買った思い出のバッグや財布を似たような状態で仕舞っていませんか?
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残念ながら、どちらの製品も現在は廃盤となっているようですね。
現行の同等品はこのあたりでしょうか。
こちらは30日間の返品保証と豊富な品揃えが売りです↓
もしも修理をあきらめてもそのまま仕舞っておくのはもったいないですよ。
OKURA(おお蔵)で無料査定が出来ます。実店舗もあるので安心ですね。